【2022トーナメント】専修大学・白鴎大学記者会見(決勝・2022.5.8)

2022関東トーナメント

専修大学記者会見

「チームで勝ち取った優勝」佐々木優一監督
コロナ禍の中、最終日まで試合が無事でき、運営に携わる方々また大田区総合体育館の方々に感謝申し上げます。この大会は新チームになって最初の大会だったんですが、試合経験のない選手が多くいるチームとしてスタートしました。シーズンをスタートする上で、今年はチーム力で戦っていけるかどうかが必要な部分だとチームで話し合いをして、大会に臨みました。一戦目に関してはまだまだチームになれていない部分があり、やるべきことを完遂できていないような状況ではありましたが、試合を追うごとに選手たちが一つになって同じ方向を向き、個々ではなく、チームとしてそれぞれがやらなくてはいけないこと、チームとして何ができるかということをしっかり考えていくようになり、最終的にしっかりとチームで一番高いところに上れたました。チームで勝ち取った優勝かなと思います。

今日の試合に関しては、ロースコアでどれだけ我慢ができるかでした。白鴎大学さんも本当に我慢のバスケットを展開してきているので、その我慢比べで切れないで戦えるかというところが勝負でした。2Qのところで少し離され、白鴎大学さんはここから突き放すという気持ちでいたと思います。しかしうちがそこで気持ちを切らさずに、ディフェンスとリバウンドから我慢して、なんとか点差を縮めることができ、3Qからもう一度ディフェンスの強度を上げ、自分たちのディフェンスからリバウンドをしっかり取ってオフェンスにつなげるという我慢ができました。コートに立っている5人、ベンチの選手、応援席までが、私がプランとして掲げていたバスケットを40分間やり通した結果が、今日の勝因だったかなと思います。スタッフを含めて全員がやるべき事を、同じ方向を向いてやってくれたと思います。

「緒戦のあとのミーティングでチームがまとまった」#14鈴木悠斗(4年・主将・PG)
この大会が始まる前は、コロナの影響であまり練習できなかった期間もあったんですが、そこで全員が気持ちを切らさず、いい雰囲気で練習を続け、この大会に入ることができました。しかし初戦ではなかなか自分たちのバスケットを40分間続けられなくて、そこで選手全員でミーティングを行い、チームが一つにまとまったかなというのが、自分の中では印象的です。準決勝・決勝も同じように前半で負けている状況で、後半に全員がディフェンスとリバウンドというのを意識し、我慢強くやれたことで優勝という結果につながったと思っています。

「MVPはうれしい」#13クベマ ジョセフ スティーブ(3年・C)
大学に入って1年の時はあまりうまくプレーできず、去年もインカレの時は怪我をしていました。今年はこれから絶対に負けないように、絶対に優勝する、と思っていました。新チームはあまりコミュニケーションができていなかったけれど、ミーティングをしていって、良いコミュニケーションができたと思います。今日この大会に優勝できて良かったと思います。MVPはうれしいです。

「みんなが次第にディフェンスとリバウンドを意識し、優勝につながった」#35久原大弥(4年・SG)
今年のチームはリバウンドとディフェンスの強度を意識して、毎日練習してきました。最初の試合は40分間それを意識してやることができなかったんですが、試合をするにつれ、みんなが意識してディフェンスリバウンドをやるようになった結果、優勝という形につながったと思います。

「試合を重ねるごとにチームに活気も出てきた」#44米山ジャバ偉生(3年・PF)
緒戦はチーム的にも個人的にも、自分たちのやろうとしていることを100%出せませんでした。でも試合を重ねていくごとにだんだんチームの活気も出てきて、準決勝ではチームが一つになり、決勝もそのままいこうという話になり、40分間ディフェンスリバウンドを誰も手を抜くことなくできたことが、優勝につながったと思います」

「単なる集団からチームになれたことが優勝の決め手」#16淺野ケニー(2年・PF)
僕らはこの大会が始まるまで、単に一つの場所で練習している集団という感じでした。この大会を一戦一戦勝ち進んでいく間に、だんだんとチームになっていったことが優勝の決め手だったと思います。次の大会に向け、チームで戦うということが前提としつつ、個のレベルアップをしていきたいと思います」

抱き合い、優勝を喜ぶ専修大。18年ぶりの栄冠。

白鴎大学記者会見

「負けは悔しいが、悔しさも知れたことを今後のために」網野友雄部長・監督
今日のゲームは、自分たちが用意していたディフェンスのプラン、特にリバウンドにフォーカスをしていましたが、そこに対する遂行力というところがチーム全体でできなかったという印象です。ただ、今日のゲームに関しては悔しい思いをしていますが、このトーナメントを通して学生たちは本当に一生懸命に頑張ってくれていますし、成長している部分も見えています。去年のインカレの優勝で4年生たちの背中も見てきて挑んだ今大会でしたが、逆に悔しさも知れたというところは、今後の彼らのための“過程”となっていくと思います。今日の悔しい思いをきちっと挽回できるように、「あの負けがあったからいいチームになれた」というところを目指して頑張っていきたいと思っています。

「どこかに甘い気持ちがあった」#0関屋 心(4年・G)
反省内容はリバウンドとかいろいろありますが、どこかで「普通にやれば勝てる」という、甘い気持ちがあったのかもしれません。杉山(#33)が抜けて、ディフェンスでは前からのプレッシャーが結構弱くなっていましたが、全員が杉山ぐらいのディフェンスのプレッシャーを与えられれば全然違うと思いますし、今日負けたのを忘れずに「負けてよかった」と思えるよう、練習からしっかり変えていきたいと思います。

「ガードとしても、チームとしても反省点がある」#5小林尚矢(3年・PG)
オフェンスで重い時間帯が多く、そこガードとしてしっかりテンポの速いオフェンスを展開するということが大事だったと思うので、そこは個人の反省点です。チームとしては、リバウンドを徹底的にやるとミーティングで話していたのに、そこが少しできていなかったので、こういうゲームにつながったのかなと思います。

「まだまだ気持ちが足りなかった」#35ミサカボ ベニ(4年・PF)
みんなにも言ってもらったように、チームで決めたことを遂行するのに、気持ちが足りなかった試合だなと感じました。個人個人の意識を高めて次の大会は優勝したいと思います。

「自分たちはリバウンドができていなかった」#25ジョエルモンガ(1年・PF・別府溝部学園)
相手のシュートが良かったと思う。自分たちのチームはリバウンドのところができていない。次の試合から大会から頑張ります。

「自分が決めなければいけない選手なのに、決められなかった」#2脇 真大(3年・F)
正直悔しいですし、いいチームメイトを持った中で、自分が決められなかったシュートというのがたくさんありました。決めていかなければいけない選手であったのに、決められなかったというのは、本当に責任を感じています。チームで準決勝のようなディフェンスができなかったのが反省です。もう一度チームのディフェンスを見つめ直してやっていきたいし、もう少しいろんな面で成長したいと思います。

準決勝では好調も、決勝は固く守られ、力を発揮できなかった白鷗大・関屋。この後悔しさで涙を流した。
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