【インカレ2020】12/7レポート(1回戦)

2020インカレ
福岡大は北陸大相手に逆転勝利。終盤立て続けに得点も決まった。

地方校同士の対決が白熱、関東シード校は立ち上がりに苦戦も

男子のインカレは初日、代々木第二体育館で5試合が行われた。第3試合までは地方校同士の対戦となったが、いずれも4Qまで勝負がわからない熱戦が続いた。初日は中京大、福岡大、天理大、筑波大、大東文化大が勝ち上がった。

地方同士の戦いは、お互い譲らない展開からディフェンスが勝負の鍵に

地方校同士の対戦となった3試合は展開が白熱した。東海1位の中京大、九州1位の福岡大は後半のディフェンスが効いた。中京大は中国1位の徳山大と前半から互いにゆずらぬ接戦だったが、3Qに突き放した。また、福岡大は北信越1位の初出場・北陸大に大量のスリーポイントを決められ、前半はビハインド。しかし後半はディフェンスで相手をシャットアウトしてゲーム終盤に追いつくと、内外から得点して逆転勝利。

【インカレ2020】初出場で見せたはつらつとしたチームの姿〜北陸大〜

関西2位の天理大も九州3位の九州共立大と3Qまで激しく競り合うが、4Qに#3藤澤(4年・PG)のシュートや、#58川真田(4年・C)のゴール下などが勝ってなんとか勝ちきった。

天理大は202cmの#58川真田が23点13リバウンド。九州共立大の#24ハッサンとやりあった。

筑波大・大東文化大という関東勢に対し、懸命に挑んだ東海大九州・龍谷大

オータムカップでは怪我の多かった関東3位の筑波大は、#7浅井(2年・PF)をはじめ全員が揃ってインカレに登場。前半はトランジションを基本にシュートをどんどん打ってくる東海大九州にやや振り回された。2Q頭では4分近く無得点が続く時間帯もあったが、#23半澤(3年・SF)や#2木林(1年・C・福大大濠)の得点を中心に打開すると、その後は安定して試合を進め、余裕を持ってベスト16。東海大九州は終盤になるとやや疲れが見えたが、走力と積極性あるシュートを最後まで打ち続けた。

関東2位の大東文化大は、18年ぶりにインカレに出場した関西5位の龍谷大相手に苦しんだ。龍谷大は小ささを活かし、序盤から激しいディフェンスで大東文化大にターンオーバーを犯させた。ミスマッチに苦しみボールが運べない大東文化大は得点が伸びず、一方の龍谷大もシュートまでは簡単にいけずに1Qは2-6という低調な入り。2Qになるとインサイドを活かして大東文化大が抜け出したが、龍谷大は後半もひるまず足を動かして大東文化大に食い下がった。大東文化大はリードを保ちつつもシュートが低調で、全体的には課題の残る初戦に。司令塔の#12中村(2年・PG)が、今大会はオータムカップでの怪我により欠場となった。

1年のときから出ている数少ない4年生としての自覚はある。「去年の先輩のように声を出して指示を飛ばすというタイプではない。でも大事な場面にプレーで示すことで、リーダーシップを見せたい」という筑波大#27山口。ディフェンスリバウンドに行くなど、陰ながらの仕事もこなして引っ張っていきたいという。

【INTERVIEW】「人がやらないプレーをやっていく」◆#23半澤凌太(筑波大・3年・SF)

スタメンとして出場し、山口に続き11得点。得点は取らずともそれ以外での貢献を基本胸に誓うが、困ったときには取りたいという意志をまさに数字で示した。4年生が少ない今年は、3年目としてチームを支えることもしなければならない。黙々と頑張る姿に注目したい。

ー初戦を振り返って。
「地方のチームは関東を倒しに来る気持ちがあると思っているので、そこを意識してスカウティングもしてきました。一対一をして、スリーポイントが入るチームだということは分かっていたので、相手のしたいことをさせないようにしようとしていましたが、立ち上がりはそんなに上手くいかなかったです。でもそこから修正できてよかったと思っています」

―代々木での試合は初めてになると思いますが、いかがでしたか?
「観客がいないので大丈夫でしたが、もし観客がいたら、すごく緊張したんじゃないかなと思います。今日はバスで来ましたが、外から見た時も『代々木だ』と思ってとちょっと気持ちも違いましたね」 

ースタメンにも入っていますが、どこを期待されていて、どんな風に頑張りたいと思っていますか?
「自分の強みとしては、ディフェンスであったり速攻の先頭を走ったりすることです。今日そういうところを心がけてプレーしましたし、相手がどんな風にプレーをしてくるのかをしっかり考えて対応しようとしていました。周りのメンバーは得点を取れるので、そこは任せて僕は他の人がやらないようなプレーをやっていこうとしています」

ー今日は2Qに半沢選手の得点がチームに良い流れをもたらしたと思いますが。
「あれは宗一郎(#75井上)とかがいい形でリバウンドを取ってくれていたので、それが元になって何本連続かでいい形が出たと思います。得点については僕が取らなくてもチームが勝てればいいと思っているので、周りの人たちが取れていない状況が出てきたら、その時に速攻の先頭を走って、あるいはディフェンスから頑張ってやっていくことを心がけたいです」

ー昨年はインカレで4年がしっかりまとめてくれたチームでした。今年の状況はどう感じていますか?
「去年は4年生が試合に出ていることが多く、だからこそリーダーシップであったり、チームの中心になってくれていました。今年は下級生の木林(#2)や浅井(#7)が試合に絡んできていています。だから自分が去年の4年生のような役割もやっていかなければいけないと思っています。でも今年は試合数が少ないので、チームの盛り上がりや連帯感というものはまだまだ。この大会で作っていく必要があると思います」

身体能力は高い#23半澤。高い跳躍も見逃せない。

タイトルとURLをコピーしました