【インカレ2020】12/11レポート(準々決勝)

2020インカレ
激しいルーズボール争いで、もつれあって倒れた早稲田大#1神田と東海大#5河村をチームメイトが助け起こす。

■大田区総合体育館

東海大がらしさを発揮し、早稲田大を寄せ付けず準決勝へ

準々決勝の相手に早稲田大を迎えた東海大は、1Qから早稲田大オフェンスをシャットアウトする、ディフェンスチームらしい見事な展開を見せた。早稲田大はここまでは打てていたシュート、ゴール下に入って取れていたリバウンドに絡むことができず苦しい立ち上がりになると、2Qでは9点と得点が伸びず。東海大は前の試合ではスリーポイントが入らないと言っていた#23佐土原(3年・PF)もここではきっちり合わせるなど、スタメンは好調。セカンド以下ベンチメンバーと交代しつつ安定した試合を展開した。

早稲田大は後半、苦しい中でも#12土家(2年・PG)、#41小室(4年・C)の得点でようやく早稲田らしいプレーが見え始め、4Qに入ると#13星川(1年・SF)が3連続スリーポイントを沈める活躍もある。最後のQは12-21と早稲田大が上回る内容となるが、東海大は全員を出場させ70-51で準決勝へと進んだ。

早稲田大#15兪は東海大のディフェンスの中にあってもリバウンド13と奮闘した。

【東海大会見】「津屋を支えるためにも自分もチームを引っ張る」◆#19西田優大(4年・SG)

◆シュートも入っている。調子がよさそう
「この2試合、アテンプトの割には入っていたし、今日は最後、4年目のインカレだから思い切りよく打とうと思っていて、その結果で入った」

◆大会前の代表合宿と、その後のチームを離れた期間でコンディションを整える不安はなかったか
「1週間ほど練習に参加できず、その間には不安はあった。チームに合流してから個人でコンディショニングしてきたので、この大会では感じていない」

◆チームをまとめる4年生の一人としてはどのような意識があるか
「津屋がいつも昔の東海を取り戻そうと言っていて、ディフェンス・ルーズボール・リバウンドの徹底を常に意識させてくれている。でも彼一人ではしんどいところもあると思うので、彼を支えるためにも自分たちももう少し声を出したり引っ張ったりということを、もう一人の4年の青砥と一緒にやっている」

西田は代表合宿やその後チームと離れた隔離期間があったものの、安定。

【東海大会見】「今日はいいゲームができた。次も準備する」◆#11大倉颯太(3年・PG)

◆最初から最初を圧倒できたのでは
「1回戦、2回戦通して自分たちのバスケットをしようというところにフォーカスしてきた。今日はそれができた。早稲田さんについては陸川さんからも勢いについて言われていて、でも自分たちのディフェンスをタフにやればリズムがくることがわかっていたし、早稲田さんのリズムを止められることもわかっていた。僕たちのやるべきことをやろうと言って試合に臨んだ。試合の展開は誰が交代しても同じ方向に向いて、40分できたのではないかと思う」

◆今年のインカレにかける思いは
「新型コロナの自粛期間はあったが、僕たちが一番準備をしてきている自信はある。負けられないということと、昨年悔しい思いをしているので、今年にかける思いは強い。昨年の負けが原動力になっている部分はある」

◆次の試合に向けて
「1回戦、2回戦と僕たちのリズムを作れずにいたが、今日はいいゲームができた。この強度で次の試合も圧倒できるように今から準備していきたい」

今大会、安定感のある活躍を見せている#11大倉。

白鴎大は競り合いから後半に近畿大を引き離す

白鴎大#25角田が引き離すきっかけになった。

日本体育大を破って準々決勝に進出した近畿大白鴎大の戦いは、互いに戦った経験がないこともあって探り合いとなり、前半は一進一退となった。近畿大は#9パトリック(3年・C)を中心に攻め、白鴎大は中に入り込めず外打ちが中心になる。両者思ったようにオフェンスを展開できずにロースコアとなるが、2Qも近畿大は#9パトリック中心。白鴎大は#23荒谷(4年・F)をはじめ、全員がまんべんなく得点しはじめる。しかし均衡は崩れず前半は30-32。

3Q、白鴎大は#2脇(1年・SF・岡山商科大)のアタック、#25角田(3年・SG)のスリーポイントやスティールなどが続き、近畿大を引き離し、10点ほどの差をつける。近畿大は#9パトリックを基点にしたオフェンスが続くが、点差がなかなか詰まらない。白鴎大がこの3Qの抜け出しで主導権を握ると、そのまま得点差を維持して52-69で準決勝進出を決めた。

昨年から試合経験を積んできたが、今季はスタメンに入っている白鴎大#25角田。ゲーム内での存在感も次第に増してきている。

【白鴎大会見】「先輩たちの先へ行けるか、チャレンジしよう」◆網野友雄監督

◆近畿大に対するゲームプランは
「パトリック選手のところがキーになり、あまり情報もないしやった経験もない関西勢との試合だったので、出来る限りの情報を与えたが、後は今まで通りやってきたことをきっちりやろうという話をして試合に臨んだ」

◆前半のもたつきはそこが原因か
「パトリック選手にボールを預けた後の周りの選手のカッティングがかなり鋭くて、そこに対しての目線が切れてしまったり、コミュニケーションミスでノーマークができてしまったり、少し選手間でフラストレーションがたまっているような感じだった。そこが波に乗れなかった要因かなと思う」

◆後半にいいリズムに乗れた
「後半は出だしから自分たちがディフェンスのギアを上げて、きちっとアタックしてというところができた。脇もゲームの出だしは自分でアタックするタイミングをなくしていたが、みんなで話しながらこういう状況だったらいける、ということで話してちゃんとやってくれたので、そこで勢いもついたかと思う」

◆オータムカップの時は後半が弱いとおっしゃっていたが、この2試合は後半に盛り返せている
「オータムカップに関しては、後半ビハインド になる場面がとても多かったが、そこの部分でこのインカレに向けては1ゲーム通して自分たちの強度を保つというところと、セカンドユニットのディフェンスの強度を高くするところを目指してきた。それができていると思うので、あまり落ちなくなったかなとこの2試合では見ている」

◆次の筑波大がさらに強敵
「学生たちには去年の先輩達のところまでは今来ているから、そこから先に進めるかどうかのチャレンジをしようと話をしている」

■国立競技場代々木第二体育館

大東文化大が接戦を、筑波大が延長を制して準決勝へ

代々木で行われた試合はいずれもロースコアで、手に汗を握る時間帯が長く続いた。大東文化大青山学院大は2Q半ばから長く得点がストップする中、追いかける形だった青山学院大が逆転。しかしその後大東文化大は同点から#7高島(2年・SG)のスリーポイントで3点リードの26-29で前半終了。後半も3Qは互いに一桁点差。しかし4Qに入ると大東文化大が高さで優位さを発揮し、次第に青山学院大を引き離して47-61で準決勝進出。

筑波大専修大の戦いはオーバータイムにもつれ込んだ。1Qは専修大のシュートが低調で筑波大が先行。筑波大がリードを保っていくが、2Q終盤に#8菅原(4年・PG)が負傷退場すると、専修大に流れが傾く。追い上げる専修大を再び引き離して4Qに入ると、専修大は#28野﨑(3年・G)の活躍で勢いを増す。残り1分、#28野﨑のスリーポイントが決まると専修大が逆転、しかし筑波大も#13二上(3年・SG)がスリーポイントを入れ返し、残り24.5秒で50-50の同点に。最終盤、専修大は#13スティーブ(1年・C・福岡第一)が残り0.5秒でフリースローをゲット。しかしこれを2本とも落としてしまい、勝負は今大会初の延長戦へ。

その延長戦、専修大は#12西野(4年・F)がファウルアウト。なんとか崩れず拮抗を保っていくが、欲しい1本がリングに嫌われる。逆に筑波大が#75井上、#27山口の得点により64-60で苦闘の末に勝利を納めた。

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