【2026関東トーナメント】4連覇のかかる日本体育大と7年ぶりの優勝を狙う白鷗大が決勝進出(2026.5.5)

2026関東トーナメント
日本体育大は登録変更でメンバー入りした#31塚本も活躍。17分で7点4リバウンド2アシスト。

関東大学バスケットボール選手権大会は残り2日。準決勝では日本体育大白鷗大が勝ち上がって決勝進出を決めた。

東海大明治大3位決定戦早稲田大青山学院大5位決定戦中央大日本大7位決定戦へ進んだ。

【準決勝】白鷗大が粘る明治大を振り切り決勝進出

試合は明治大#13湧川(2年・PG)のスリーポイントで幕を開けた。しかし白鷗大もすぐさま連続得点でリードを広げる。明治大はその後オフェンスファウルが続きリズムに乗れないが、白鷗大は高さで勝り、スリーポイントも気持ち良く決まって開始5分で二桁差をつけた。明治大は#60武藤(4年・SF)、#7見竹(2年・SF)のスリーポイントが決まるが白鷗大の勢いは途切れず18-29と1Qからリード。2Q、さらに白鷗大がリードを広げ、最後に#37南澤(3年・PG)がブザーとともにスリーポイントを沈めて前半は29-49。

3Qも白鷗大ペースは変わらず。23森田(4年・SG)を起点に攻撃を仕掛ける明治大だが差は縮まらず44-61で4Qへ入る。すると4Q、リードしている白鷗大はファウルをはじめミスが頻発し、自らリズムを失っていく。その間に明治大が追い上げ、残り3分半に#60武藤のシュートで6点差に迫った。白鷗大はタイムアウトで切り替えるが、明治大は#91塚田(4年・PF)が速攻からダンクで気迫を見せる。しかし次のディフェンスで無念のファウルアウトになってしまう。試合終盤、明治大は#23森田のスリーポイントで詰め寄るが、白鷗大は残り時間43秒に#15小川(3年・SF)がスリーポイントを入れ返して明治大の追撃を断ち切ると、最後に#7境(4年・C)が#37南澤からのパスで豪快なアリウープダンクを決めて64-74。2年連続の決勝進出を果たした。

明治大は#60武藤が21点。最後まで勝負強いシュートを決めていった。明治大は2年連続3位決定戦へ。

白鷗大は昨年に引き続き決勝進出。昨年のトーナメントは佐藤(現B1広島)やモンガ(現B3埼玉)に得点が集中しがちだったが、今年は誰が出ても変わらない活躍ができる。追い上げられる場面は見せたが、それでも立て直せたことを「経験にしたい」という#42ウィリアムス。今年の白鷗大は彼をはじめ3年生たちが上級生になって安定感が出てきたことがチームの力を高めている要因の一つといえる。昨年より5〜6キロ増量したというウィリアムスはインサイドでの力強さが増し、今大会はチームを盛り上げる印象的なシュートを再三決めている。「去年うまくいかなかったことを経験として、どうやっていこうというのは皆で声掛けしあっているし、同期の仲が良く共通理解が高まっているので、全体でレベルアップできている」という。決勝でもチーム力を見せられるか、期待したい。

白鷗大は高いポテンシャルを決勝で発揮し尽くせるか。

白鷗大は春の決勝進出は6度目だが、優勝はまだ1度。2度目の春のタイトル獲得なるかに注目だ。

【準決勝】日本体育大がトランジションとインサイドの強さで東海大に追いつかせず

日本体育大東海大に対し2本のドライブとスリーポイントで先行。さらに速攻からのバスケットカウントも決まって開始2分半で11-0と最高の出足となった。タイムアウトで流れを変えたい東海大だが日本体育大はディフェンスも固く、#1コネ(4年・C)が機能し#11山口(3年・PG)や31塚本(4年・F)のアウトサイドが当たって28-19で1Q終了。

2Q、東海大は#60佐藤(3年・F)の得点で詰め寄り、互いに激しいディフェンスのやり合いでヒートアップしていく。ここから日本体育大#6吉田(4年・PF)、東海大#21山岸(3年・SF)、日本体育大#52小田(4年・SF)、東海大#2轟(4年・PG)らによるスリーポイントの入れ合いになり、互いに高い集中力で得点が続いた。日本体育大は終盤にややミスが出たがそれでも49-40とリードで前半終了。

東海大は#60佐藤が22点12リバウンドのダブル・ダブル。

3Q、日本体育大は立ち上がりに#35大江(4年・PG)、#45朝田(4年・SG)のスリーポイントが決まり再び10点以上のリードに成功する。東海大は#1コネが一時下がった時間帯に#60佐藤を中心に得点を重ね、#17横山(4年・CF)のバスケットカウントも出て盛り上がった。日本体育大は#6吉田のスリーポイントで逃げるが、#2轟も入れ返して食らいつく。3Qも日本体育大のリードは変わらず68-60で終了した。

4Qの序盤、#12十返(2年・SF)のフローター、#2轟のスリーポイントで東海大は5点差に迫る。ただしインサイドでは#9江川(PF)が4つ目を吹かれた。日本体育大は走って#45朝田が難しいシュートをねじ込み、#1コネもインサイドで奮闘。残り2分からは時間を使いながらのオフェンスで流れを奪われない展開に持っていく。東海大は#2轟の勝負強いスリー、速攻で残り1分半に6点差までもってくる。ここから互いに激しくボールを奪い合うが東海大の反撃は届かず。95-84で日本体育大が決勝進出。

ここまでは差がつく試合が多かった日本体育大。上位対決での出来が注目だったが、この日はガード陣がアップテンポなスタイルを表現し、インサイドではコネの高さも機能して日本体育大らしいハイスコアリングゲームを序盤から展開。東海大に迫られてもそのたびに好プレーを連発して勢いを保った。

日本体育大#1コネは32点17リバウンド。東海大ディフェンスをものともしなかった。

日本体育大は今季主力がガラリと入れ替わったチームの一つ。「昨年からローテーションに入っているメンバーとはいえ、選手たちが一番不安だったと思う。でも自分たちもできるということを証明したい気持ちが東海大さんを跳ね除けた」藤田監督。4月19日の日筑戦では筑波大に敗れたが、あの敗戦から「全員が同じ方向を向いた」ことを今大会の良さに挙げた。4連覇については重く考えていないという。「今を楽しくやりたい。みんなそれだけだと思う」とプレッシャーなく4度目の頂点に向かう。

東海大は#2轟、#60佐藤、#12十返がともに22点でさすがの活躍を見せたが、インサイドでは苦戦。今大会、得点のみならずゴール下で大黒柱的活躍をしてきた#9江川が#1コネの守りでファウルトラブルに陥り、プレータイムが限られた。ディフェンスが効かない分、小気味良く得点を重ねる日本体育大の展開についていき得点していかざるを得なくなり、自分たちのペースに持ち込めなかった。

【順位決定戦】早稲田大と青山学院大が5位決定戦へ

早稲田大中央大の対戦は1Qから中央大がリード。2Qに早稲田大のエンジンがかかり始めるが、中央大は内外からバランス良く得点して再び引き離す。その後は後半に入っても中央大が10点ほどリードを保つが、早稲田大は4Q半ばから追い上げると3点差前後での競り合いになった。残り2分半、早稲田大は#6三浦(4年・GF)のバスケットカウントで同点に追い付いた。続けて#4城戸(4年・SG)のジャンパーで逆転。残りは約2分。中央大は#5石口(4年・SG)のスリーで逆転。しかし早稲田大もフリースローを獲得すると逆転し返す。残り1分の攻防は早稲田大が#6三浦の値千金のスリーポイントが34.7秒で決まり、早稲田大が4点のリードに成功。これが決め手となって早稲田大が90-84で勝利した。

「何をやってもうまくいかない、最悪の前半」(#6三浦)を終盤ひっくり返した早稲田大。マークが厳しく前半からフラストレーションがたまった様子を見せていたが、ハーフタイムに倉石HCより「朝早くから見に来てくれているお客さんを思ってやるように言われ、切り替えられた」という。早稲田は人数が少ない分、キーマンとなる選手へのディフェンスは厳しい。三浦自身わかった上で対応するべく奮闘しているが、我慢を重ねて最後に決まったスリーポイントで勝利を呼び込んだ。「僕もチームメイトを信じたし、チームメイトも僕のことを信じてくれると思っています。それが最後ああいう結果になりました」と、チームとの信頼関係で勝利を勝ち取ったことに試合では喜びの感情を爆発させた。

勝利を決めるスリーポイントを沈め、雄叫びをあげた三浦。

青山学院大日本大戦は前半青山学院大がリード。日本大は攻撃の形ができず前半水をあけられる。3Q、青山学院大のシュートが落ちてくると日本大が追い上げて5点差までくるが、イージーシュートのミスも続いて追い付くまではいかない。4Q、日本大は再度5点差に迫るが、青山学院大は#12広瀬(4年・SF)が次々得点を決めて二桁差を維持すると、83-69で試合終了。

日本大は準々決勝のような粘り強さが出せず、オフェンスの組み立ても今ひとつだった。

逆に青山学院大は前日の悪い試合展開を吹き飛ばすようなアグレッシブなプレーを重ねた。37得点をあげた#12広瀬は今大会らしさを欠いていたが、この試合で本来の能力を発揮。「新井さん(現B1島根)が抜けて、自分が気負っていたところがありました。昨日の試合を反省してシンプルにやることを意識してやった結果、周りもそれに合わせてくれて、自分が一番いい感じで周囲とも合いました」と切り替えが結果につながったという。4年目の重圧は大きいが、背負い込みすぎるとらしさを失う。それをどう吹き飛ばしていくのか、この先も対応を迫られながらになるはずだが、乗り越えていく姿を見せて欲しい。

青山学院大はエース#12広瀬の復活が大きい。スリーポイント5本を含む37点。
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