関東大学バスケットボール選手権大会は終盤に入りバスケの聖地、代々木第二に舞台を移した。ベスト8に残ったチームが最終日まで戦い1位から8位までが決まる。
この日は準々決勝の4試合が行われ、日本体育大、東海大、明治大、白鷗大の4校がベスト4へと進出。青山学院大、日本大、中央大、早稲田大は5〜8位決定戦へと回った。
東海大が粘る日本大を下してベスト4進出
東海大と日本大の対戦は、立ち上がりから互いに締まったディフェンスで得点を許さない13-14のロースコア展開となった。2Q、東海大は#9江川(3年・PF)が躍動。シュート、リバウンドでリズムを生みだしていく。守っては#13宮崎(3年・SG)が日本大#20山田(4年・PG)からチャージングを取るなどチームを盛り上げた。日本大はやや劣勢の中、#31久井(4年・SF)のレイアップ、#20山田の速攻で食い下がる。しかし東海大も途切れずセカンドチャンスもものにしていき、#21山岸(3年・SF)のスリーポイントが決まると残り3分で7点のリードに成功。競り合いからやや抜け出し前半は36-30で東海大がリードして終了となった。
後半3Q、日本大はミスが続くが東海大も大きくは引き離せない。日本大は#7ポール(1年・C・別府溝辺)が4ファウルになるなど、じわじわとファイルトラブルが出始める。東海大は一時は東海大が7点のリードに成功するが、粘る日本大は最後に2連発のブロックで東海大の攻撃を食い止め50-45。

4Q、東海大は#24尾﨑(4年・PG)、#21山岸のスリーポイントなどで10点以上のリードに成功。日本大は苦しい時間が続いたが、残り1分半に#71外山(3年・PG)のスリーポイント、残り1分に#20山田のアシストから#7ポールが決めて4点差に迫った。しかし最後の攻防は日本大が粘るも東海大は#60佐藤(3年・F)が決めて6点のリードで優位に立つと70-64で勝利を決めた。
東海大は昨年まで出場機会のなかった選手たちが今大会は好プレーを連発。主力選手が抜けても「その他の選手が頑張れる」と入野監督。東海大の層の厚さが伺える試合となった。
一方、日本大も今季より出場機会の増えた選手が多い。主将の#20山田はまだ「コミュニケーション不足」といい、チームとしてもう一段階の成長の必要性を語ったが、「昨年よりも泥臭い選手が多い」と最後まで粘れたことは前向きに捉えた。日本大はこれまで多数の4年生が主力を占めていたため下級生を出場させられる機会が少なかった。新チームを固めるために残りの2試合も大事になる。

早稲田大が食らいつくが最後は白鷗大が引き離す
早稲田大と白鴎大、インカレ決勝の再戦となる試合は、立ち上がりから白鴎大の連続得点で0-12と開く。守りも固く、早稲田大の持ち味の得点力を出させない。いくつかファウルが続いてリズムが崩れると早稲田大も追い上げたが、白鷗大は八重樫のスリーポイントが最後に決まり15-21。2Q、白鴎大は#16八重樫(4年・SG)、#15小川(3年・SG)らのスリーポイントが決まり、インサイドでは#23オカプ(1年・C・高山西)が決めていくと一気に差が開いた。#22内藤(4年・PG)も倒れながらミラクルショットを決める・。一方、早稲田大は#4城戸(4年・SG)が3つ目のファウルを吹かれ苦しくなる。それでもチームのディフェンスを頑張り、#4城戸の速攻や#0下山(4年・PG)のレイアップなどでくらいついて10点ほどあった差を6点に縮めて35-41で前半終了。
3Q、立ち上がりこそインサイドで加点した白鴎大だが、再び得点が伸びない時間帯になると早稲田大が点差を縮めていくという前半と同じ格好になった。#12松本(2年・SF)のスリーポイント、#1南川(2年・SF)のオフェンスリバウンドが続くと速攻も出て、ワンゴールを争う展開になる。#37南澤(3年・PG)のシュートをきっかけに再び抜け出した白鴎大は#42ウィリアムス(3年・PF)のシュートが終了間際に決まり52-59で3Q終了。

4Q、早稲田大が引き離されそうなところを#12松本のスリーポイントが救い、#4城戸がスティールでも見せると会場は大歓声。早稲田大は#12松本、#0下山、#1南川のスリーポイントで残り2分半で5点差に迫る。しかしここから白鷗大も簡単には詰めさせずしっかり加点し、75-84と引き離してタイムアップ。
早稲田大は11本のスリーポイントで引き離されても何度も追い上げる奮闘を見せた。しかしインサイドでの差は大きく、ファウルが増えた部分は苦しかった。白鷗大はルーキーの#23オカプが21点17リバウンド。八重樫が14点、ウィリアムスが15点をはじめ、チームでの勝利といえる内容だった。「相手のシュートが入るのは想定済み」という#16八重樫。「落ちるシュートはあると思うので、それをしっかり取って自分たちが攻めきる。みんなで、みんなでそうやって言い合って最後はいい形で勝てた」と、慌てず対処したことを勝因に挙げた。今季キャプテンを務めるが、気持ちのムラがあるのがこれまでの課題だった。そうした部分を変えるためにもキャプテンという立場に向き合っている。プレーとは別の課題を乗り越えようとする姿も今季のポイントになりそうだ。
敗れた早稲田大は何度も追い上げる健闘を見せた。「点差が離れた中でもディフェンスから入ろうとずっとみんなで声かけ合った」と主将の#4城戸。ファウルが込む中でもディフェンスに注力し、スティールでは大歓声を受けた。チームがこの日一番の声援を受けたことについては「注目していただいている分、楽しいバスケットができるように準備していきたい」という。順位決定戦に回るが次の試合も楽しみだ。

日本体育大、明治大は余裕の展開で勝ち上がり
明治大と中央大、日本体育大と青山学院大戦は差がつく展開となった。中央大は立ち上がりこそ悪くなかったが前の筑波大戦のようにシュートを気持ちよく決められず、2Q以降は停滞。74-47で明治大の勝利。
また、青山学院大は日本体育大に攻撃のポイントが作れずに苦労した。リバウンドが取れず#12広瀬(4年・SF)も不発。後半は日本体育大が控え主体で試合を進め、82-53で日本体育大の勝利となった。


