【2023新人インカレ】いよいよトーナメント戦に突入!専修大、日本大、浜松学院大、中央大がベスト8へ(2023.7.13)

2023新人インカレ
専修大と日本経済大は最後まで争う接戦になった。

新人インカレはトーナメントステージに突入。グループステージを勝ち上がった4チームと、5〜8位のシード校がベスト8進出をかけて戦った。

勝利した4チームは次戦から登場する1〜4シード校(大東文化大・筑波大・中京大・日本体育大)とベスト4進出をかけて争う。

日本大が高さ、シュート精度で上回り早稲田大に勝利

シードの日本大(関東4位)は初戦の対戦相手早稲田大(関東6位)と1Qから点の取り合いとなった。高さでは日本大が優位だが、早稲田大はスリーポイントと機動力を生かしたプレーで得点を重ねる。早稲田大はディフェンスの良さもあり、1Qは25-29。2Q、日本大は小さくスピードのある早稲田大に対し、スモールラインナップで対応して追いつくと、速攻やフリースローの獲得で逆転。早稲田大は1Qほど気持ちよくシュートに行けず引き離されて最大8点差がつく。しかし果敢なアタックや#4城戸(1年・G)のスリーポイントが入り持ち直す。しかし日本大も終盤#7新井(2年・F)のレイアップやバスケットカウントで再び引き離し、50-43とリードで前半終了。

後半、早稲田大は3Qに#6三浦(1年・F・洛南)が早々に4ファウルになると苦しくなる。一方の日本大は#11奥浜(2年・F)、#7新井のスリーポイントを皮切りに調子を上げ、10程度の点差を安定して維持。4Qも早稲田大に追いつかせることなく、89-77で試合終了。ベスト8へ進出した。

日本大は誰が出ても大きく変わらないのは、新人チームでも同じ。留学生が春は欠場しているため、次の日本体育大戦は山場となる。

浜松学院大が3Qに抜け出し大阪学院大を突き放す

グループステージを見事突破した大阪学院大(関西3位)は、シードの浜松学院大(東海2位)と対戦。前半は点差のつかない接戦だった。1Qは浜松学院大のインサイドの#23セン マム リバス(2年・C)で得点、大阪学院大はシュート精度を欠いて重い立ち上がりだったが、#17山下(2年・PG)の連続スリーポイントも出て17-18。2Qも1点を争う展開が続く。浜松学院大はターンオーバーからの速攻が続き、#21青木(2年・SG)のスリーポイントが決まってやや抜け出すが、大阪学院大も#31吉田(2年・C)のスリーポイント、#17山下の速攻で返して33-35。

2点を追う大阪学院大は、#7谷本(2年・SF)へうまくボールが回り、一時逆転。しかし浜松学院大はゾーンで守り、ターンオーバーから早い展開につなげて撮り戻る。終盤に#22奥村(2年・SG)、#0猪狩(2年・SG)のスリーポイントが続くと、48-57と、9点のリードに成功して4Qへ。追う大阪学院大はディフェンスを攻略できずに得点が続かない。終盤に#28植田(2年・SG)がようやく当たってくるが、10点程度の壁をなかなか破れず、6点差から先は縮まらず。64-74でタイムアップとなり、浜松学院大が初戦勝利。ベスト8へと駒を進めた。

昨年インカレでも活躍した浜松学院大#23リバス。次戦は中京大との“東海対決”。

中央大は立ち上がりから新潟医療福祉大を圧倒

グループステージを勝ち上がった中央大(関東8位)は新潟医療福祉大(北信越1位)と対戦。1Qから内外で得点が続いてリードを奪うと、前半で27-49と大きく点差をつけた。後半は一時30点近い差を中央大がつける時間帯もあり、優位に試合を進めて58-87

中央大は#5石口(東海大諏訪)が今大会から出場。スリーポイントがよく決まっている。

専修大が4Q終盤に逆転、日本経済大は最後まで粘る

専修大(関東7位)は日本経済大(九州1位)と最後まで接戦を繰り広げた。1Qは#97ジョベ(1年・C・高知中央)を中心に得点を重ねた専修大がリード。日本経済大は攻め手を欠いて18-12と出遅れる。しかし2Qになると専修大も得点が伸び悩み、その間にスリーポイントや速攻が決まった日本経済大が追い上げ、29-27として前半を終了。

3Q、日本経済代大は#7オヌワジェ(1年・C・八女学院)のオフェンスリバウンドで同点にすると、#11森(1年・PF・八女学院)のスリーポイント、#9今泉(2年・SG)の速攻、#29プライス(2年・SF)のスリーポイントで一気にリードを奪った。専修大は#97ジョベのインサイドに#31松野(2年・SF)のスリーポイントで対抗するが、その後もディフェンスの良い日本経済大にボールを奪われ次々に速攻を出されてしまう。最大9点差がついたが、#8介川(1年・PF・開志国際)のシュートや#88片根(2年・SG)の果敢なアタックもあって42-45と追い上げて4Qへ。

専修大#97ジョベと日本経済大#7オヌワジェのマッチアップ。互いにダンクを決めて見せ場を作った。

最後の10分はワンゴールを争う戦いとなる。日本経済大は追い上げられなからも粘ってリードは渡さないが、次第にミスも出てくる。専修大は残り3分、#2高橋(2年・PG)のレイアップでようやく逆転。日本経済大はインサイドの#7オヌワジェが足にきて一時ベンチへ、それでも#29プライスのスリーポイントで逆転し返すなど互いに譲らない。#7オヌワジェはコートに戻るが、それでも全力では走れない状態。その間に専修大は#97ジョベが3連続得点で再びリード。日本経済大は#29プライスが残り6.6秒のスリーポイントで2点差に迫る粘りを見せるが60-58でタイムアップ。専修大が接戦を制した。

日本経済大は全体チームでは6月の西日本選手権を優勝。新人チームでは#7オヌワジェや#9今泉、#29プライスなども勝利に貢献しているメンバーだ。この試合で見せた勝負強さからも強さをうかがえる部分があった。秋リーグ、インカレと続くシーズンでも結果を楽しみにしたい。

専修大は残り3分弱の場面で#2高橋のドライブが逆転のシュートを決めた。
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