【2025関東トーナメント】白鷗大・日本大・日本体育大・明治大がベスト4進出(2025.5.2)

2025トーナメント
白鷗大が東海大との激闘を制す。

関東大学トーナメントは頂点まであと2つ。ディフェンディングチャンピオンの日本体育大、昨インカレチャンピオンの日本大、昨年序盤で敗退となった白鷗大が東海大との接戦を制して2年ぶり、そして明治大が10年ぶりにベスト4進出を決めた。

日本体育大と日本大が勝利し、準決勝で対決

日本大中央大と対戦。#11奥浜(4年・F)のスリーポイントがよく当たり、インサイドでも高さを活かした日本大が1Qで23-8とする。中央大は#3高山(3年・PG)が攻めていくが、ガード以外の部分で攻め手が少なく10点ほどの点差がある中、3Qに日本大の得点が止まり、#3高山の連続得点で中央大が5点差にまで縮める。しかしここから日本大は#99下地(4年・PG)がゲームをコントロールし、自らも得点にいくと再び安定。73-59で勝利した。

日本体育大は#1コネが高さ、得点力で圧倒。25点23リバウンド。

日本大中央大と対戦。#11奥浜(4年・F)のスリーポイントがよく当たり、インサイドでも高さを活かした日本大が1Qで23-8とする。中央大は#3高山(3年・PG)が攻めていくが、ガード以外の部分で攻め手が少なく10点ほどの点差がある中、3Qに日本大の得点が止まり、#3高山の連続得点で中央大が5点差にまで縮める。しかしここから日本大は#99下地(4年・PG)がゲームをコントロールし、自らも得点にいくと再び安定。73-59で勝利した。

日本大は#11奥浜が18点。スリーポイントは4本。

日本体育大と日本大は準決勝で対戦する。

明治大が競り合いを制し10年ぶりのベスト4に歓喜

大東文化大を下して勢いに乗る青山学院大神奈川大に勝利した明治大の一戦は、最終盤までもつれた。1Qは前の試合から好調の青山学院大#11芦田(3年・SG)を筆頭に良さが光り、青山学院大が25-15とリード。しかし2Qは#91塚田(3年・PF)がスリーポイントやダンクなどで見せ、明治大が追いつく。青山学院大は#21ウォーレン(4年・PF)がゴール下で奮闘し一歩も引かず39-36と4点リードで前半終了。

3Qも一進一退の攻防が続く。決められたら決め返す展開が続く中、明治大は#38澤田(2年・PG)のスリーポイントでこの試合初めての逆転。青山学院大は#35オドゲレル(4年・SG)のルーズボールからのスリーポイント、#3新井(4年・PG)のドライブで返し55-53で逆転して4Qへ。

明治大は#38澤田がスピード感ある攻撃でかき回した。

しかし勝負の4Q、明治大のディフェンスが激しくなり、青山学院大は決めきれないシュートが増えていく。明治大は#91塚田のスリーポイントで再度逆転。#99石川(2年・PF)のオフェンスリバウンドもあって残り3分でこの試合最大の6点のリードに成功する。青山学院大は#3新井のスリーポイントで3点差にするが、その後は守られてタフショットが続き、最後は64-73と突き放された。

明治大は#91塚田がスリーポイント4本を含む23点、#5針間やガード陣の機動力が光り、4Qのディフェンスで青山学院大の攻撃を封じた。青山学院大はエース#12広瀬が#60武藤に封じられ4点にとどまった。

23点11リバウンドの活躍でビハインドから流れを明治大に持ってきた#91塚田「めっちゃうれしい」と笑顔を見せた。塚田の得点力は大きかったが、チームとして「ディフェンスをスカウティング通りできた」ことも大きい。ガードを筆頭に強度の高いディフェンスができたことが勝因の一つで、集中が抜ける時間帯が少なかったという。その理由は今年はチーム全体でまとまっていこうという意識が強く、それがうまく出た試合になった。「今年の明治は違う」というが、その姿を次の試合でも表現できるかに注目だ。

明治大#91塚田が2Qで追い上げに大きな役割を果たした。

白鷗大が迫られる展開でもしのいで東海大を下す

東海大白鷗大という実力者同士の戦いも最後まで見応えがあった。

白鷗大は1Qから#88佐藤(4年・PG)と#25モンガ(4年・C)が奮闘。次々にゴールを奪い20-28と大量得点。東海大は#4中川(3年・SF)のダンク、#2轟(3年・PG)のシュートや#3渡邉(1年・C・福大大濠)がゴール下で存在感を見せるが、白鷗大の攻撃力には叶わない。2Qになると東海大はスリーポイントが決まってきて追い上げるが、35-46と白鷗大リードで前半を終えた。

3Q、東海大はフリースローを次々に獲得するが、確率はあまり良くないな。しかし白鷗大も得点が伸ばせずに点差が縮まっていく。東海大は残り24秒、#4中川のフリースローで2点差にまで迫るが、最後は#88佐藤が決めて51-55と白鷗大は4点リードで4Qへ入る。

白鷗大#25モンガは高さのある東海大のセンター陣相手に次々とリバウンド、得点をもぎ取った。

4Qは#4中川のシュート、#12十返(1年・SG・八王子学園八王子)が持ち前の走力で速攻を決め再び2点差に。白鷗大は#15小川(2年・SF)が返し#88佐藤も確実にフリースローを沈め、#42ウィリアムス(2年・PF)もオフェンスリバウンドで貢献。#25モンガも#3渡邉、#26ムスタファ(2年・C)とツインタワーを相手に苦しみながらも身体を張り、オフェンスリバウンドからの得点で残り1:47で5点のリード。白鷗大は東海大のディフェンスに阻まれながらもこちらもディフェンスで奮闘。東海大は#2轟のドライブで残り1分に3点差に迫るが、その先はチャンスを得られず。白鷗大は#88佐藤が残り10秒で得たフリースローで勝利を確実にして66-70

持ち前の走力を見せた#12十返。東京都では圧倒的な存在感だったが、関東大学1部でのこの先の活躍が期待される。

白鷗大は2mを2枚有する東海大相手にリバウンドで34-49と圧倒。#88佐藤が25点、#25モンガが17点15リバウンドとダブルダブルで4年生としての役目を果たした。

「試合前にいろんなアクシデントで欠場者もいたけれど、皆が力を持っているし、優勝するぞという意気込みで試合に入れて勝てた」#88佐藤。#22内藤、#4佐伯が今大会欠場している分、プレイタイムが伸びるはわかっていて、「後半ももう少しアテンプトを増やしてシュートメイクまで行ければもう少し楽な試合になった」とやや反省もあった。しかし39分の出場でも「体力はまだ余っている」と余裕を見せた。目指すのは優勝のみ。残り2試合も変わらぬ姿勢で挑む。

東海大は僅差の勝負ではあったが1度も逆転はならず。だが今季は3年生以下が主体の若いチームであり、期待のルーキーも加入した。今後の伸びしろに期待したい。

白鷗大は次の準決勝では明治大と対戦する。

白鷗大#88佐藤が今季の主将。アグレッシブなプレーでチームを引っ張る。
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