【オータムカップ2020】10/11 大東文化大学vs日本大学レポート

関東オータムカップ2020

日本大の追い上げを大東文化大がかわす

大会2日目にして早くも、トーナメント戦はベスト8を決める段階に入った。奇しくもこの日の対戦は4つとも昨年のインカレのベスト8決定戦の組み合わせと同じ。新チームでの対戦ではあるが、負けられない意地がぶつかり合い、初戦から激しい応酬が続いた。

第1試合の大東文化大日本大の戦いは、昨インカレでは大東文化大がわずか2点差で日本大をかわしたカード。大東文化大には「初戦であってもベスト8だから」(西尾監督)という意識を持ち、初戦でも動きの良かった日本大に対して、持ち味のディフェンスで対応。激しいフィジカルコンタクトが繰り広げられた。

1Qを23-23の同点で終え、2Qには大東文化大が#3星野(3年・SG)、#2飴谷(4年・SG)の速攻もあって10点リードの42-32と引き離して前半を終了。しかし後半、日本大も粘った。前半からシュートが好調だった#3駒沢(4年・PG)が負傷退場するアクシデントもあったが、ディフェンスから走って54-47まで得点を戻した。4Qに入ると#11高原(3年・PG)がペイントに切れ込んでシュートをねじ込み、開始1分半で54-50まで日本大が迫った。しかしここから大東文化大も#22吉田(2年・PF)、#34バドゥマニ(1年・C・中部第一)などのシュートで流れを掴むと71-57で再び引き離して勝利し、ベスト4へ進出を決めた。

日本大は#11高原をはじめ、チームとして最後まで諦めずに粘りを見せた。

「まずは自分たちを見つめてチーム作りを」西尾吉弘監督(大東文化大)

◆試合を振り返って
「準備はしてきたが、今年初めての公式戦。気持ちの空回りが起きるかなと思っていたところもあったし、少し固さもあったのか、入りが少し重くなった。一戦目といってももう8シードのかかった試合なので、最初からコンタクトでも強度の高さは予測していた。ディフェンスをやり続けるところと、リバウンドの部分は言っていたので、リバウンドをしっかり取れたときにはしっかり点差が離れていく方向になり、ルーズボール、リバウンドを取られたところは詰められた」

◆この春の状況について
「この春は2月末に段階的に活動に制限が入り、3月に一時解散状態となって、3月末には完全に施設が使用できなくなった。その次に集まれたのが7月1日。現在も数人、まだ実家にいる者がいる状態。留学生たちも帰国していたが、入国規制がかかる前に戻ってこられた」

◆今季のチームについて
「昨年とは大きく変わり、特にインサイドのモッチが抜けたが、入ってきたバット(#34バトゥマニ・中部第一)、アビブ(#39・3年)はインサイドの選手でもトランジションができる、走れるプレイヤーなので、そこを意識したバスケにしたい。また、4年が今年は3人ベンチメンバーに入っていて、飴谷(#2)中心によくチーム作りを考えている。4年生がチームを引っ張っていくのは昨年と変わらない」

◆次戦に向けて
「相手がどうこうという余裕がまったくなく、残り2試合をしっかり経験して、インカレに向けたチーム作りをしていきたい。自分たちを見つめていきたい」

大東文化大は#8石川、#21野原といった4年生がベンチへと入り、#3星野、#34バトゥマニらも期待だ。

「歴代のキャプテンから得られたものを集大成として出したい」#2飴谷由毅(大東文化大・4年・主将・SG)

◆試合を振り返って
「入りが固かったけれど、サブのメンバーが雰囲気を変えてくれてディフェンスから走るバスケを展開できたので、相手と点差がついたと思う。安易なターンオーバー、ディフェンスのピックアップというところが欠けていた部分が、今後の課題として出てきた。でも勝ったことで課題は次に生かせるので、まずこの1勝を噛み締めたいと思う」

◆今年の主将として
「歴代のキャプテンがすごい方々ばかりで、4年間それを見てきている。いいところを盗んできたので、その集大成を見せるところだと思っている。声、プレーでチームの中心となれるようなキャプテンになりたい。まだ発展途中だが、意識して目指しているところ。キャプテンをやるのは初めてなので、周りのサポートを受けながらやらせてもらってもいる。さまざまな形でキャプテンの重要性を練習中から学んでいるし、中心となる人物の存在でチームの方向性やベクトルが決まってくるので、安易にしてもいけない。自分が引っ張る気持ちを持ちつつ、自分のプレーをするのは新鮮な気持ちだなと感じながらやらせてもらっている。すごくいい経験だし、この経験を糧にすることで、自分のプレーの質も上がってくると思っている」

◆どのようなチームにしていきたいか
「今年はスタートのメンバーが大きく変わった。新しいメンバーが出てきているので、新しい大東として捉えてもらいたい。やる気のあるメンバーばかりだし、毎年違う大東を見せられるのがうちの良さだと思う」

◆次の試合に向けて
「勝ったからこそ課題の修正ができる。時間があるのでもう少し自分で考えてアウトプットして、再来週の試合に臨んでいきたい」

長い期間を経て久しぶりに試合ができたことに対し、しみじみとチームメイトとも「楽しかった」と噛み締めあったという飴谷。
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