【2021新人戦】江戸川大VS山梨学院大はダブルオーバータイムの大熱戦に/拓殖大は最速でベスト8が決定(1・2回戦・2022.3.5)

2021新人戦
ダブルオーバータイムにもつれた試合は、山梨学院大が江戸川大を下す。

新人戦2日目は1回戦の残りを消化し、2回戦も一部行われた。

今大会最大の注目といえるBブロックの上の山は、初戦の法政大を1点差で下した早稲田大が、大東文化大と対戦。ディフェンスから流れを作った大東文化大が次第に突き放した。一方対照的なのが、同じくBブロックの下の山だ。棄権が相次ぎ、初戦突破でベスト8が決まる状況が発生。拓殖大がここで國學院大を下して残りのチームが出揃うのを待つことになった。

また、この日最大の盛り上がりを見せたのが、江戸川大と山梨学院大の戦い。互いに激しいディフェンスから攻撃的なバスケットを展開し、ダブルオーバータイムにまでもつれるが、山梨学院大がこれを制してベスト16に名乗りを上げた。

拓殖大はベスト8進出、大東文化大は早稲田大を突き放す

1部・拓殖大は3部・國學院大と対戦。この山は日本体育大、明治大、埼玉工業大が相次いで棄権したことにより、初戦のこの戦いに勝利すればベスト8進出が決まることになった。それだけに互いに譲れないが、1Qは國學院大が追う展開から持ち味のトランジションを発揮。2Q序盤に互角の勝負に持ち込むが、その後は決定力を欠き、再び拓殖大が走ってリード。國學院大は6点しか奪えず、引き離された。前半で23点のリードを得た拓殖大に対し、國學院大も後半粘るが、点差は大きく縮まらず99-67で試合終了。拓殖大がベスト8進出を決めた。

【aコート】

初戦で法政大に競り勝った早稲田大は、2回戦で大東文化大と対戦。1Qは#15兪(2年・CF)を中心に得点し、ディフェンスでも大東文化大の攻撃を抑えていく。大東文化大は#34バトゥマニ(2年・C)にファウルが続いてあまり機能せず、スモールラインナップで対応。2Qになってディフェンスの強度が上がってくると、ターンオーバーを奪って得点につなげ、じわじわと差を広げた。後半になると早稲田大の攻撃が機能しなくなり、大東文化大がボールを奪って次々に加点。一気に引き離していくと、76-47で勝利した。次はベスト8をかけて白鴎大との戦いになるが、一昨年はこの段階でやはり白鴎大と対戦し、接戦の末に破れている。雪辱を期待したい。

ダンクにいく大東文化大#25山内。前半はシュート前ファウルになりノーカウントになったが、後半にも1本決めた。

劇的なシュートが決まり続けた戦いは、山梨学院大が勝利を掴む

【aコート】

2部・江戸川大と新シーズン2部で戦う山梨学院大は、両者譲らない激闘となった。

ともに留学生の高さ、ディフェンス力のあるチームの対戦。山梨学院大は出足からトランジションの速さと、得点能力の高い選手たちが躍動した。#90野溝(1年・PG・東海大諏訪)がドライブ、#68高橋(2年・SF)、#62茂木(1年・PF・前橋育英)がシュートを決めていく。江戸川大は外からの攻撃が多くなりがちで、決めきれないシーンが目立ったものの、1Qは17-18と僅差。しかしシュートが好調な山梨学院大は攻め続け、2Qに一時12点のリードに成功。江戸川大は#14郷原(2年・SG)がディフェンスで奮闘し、オフェンスでもバスケットカウントを獲得するなど粘って追い上げ、35-40と5点差にして前半終了。

得点能力の高い選手が揃う山梨学院大。#68高橋のシュートも好調だった。

3Q、#49大出(1年・SG・宇都宮工)のスリーポイントを皮切りに、江戸川大の得点が続いて同点にする。山梨学院大もリードを奪い返すが、江戸川大はゾーンで流れを引き戻して3Q を52-53とすると、4Qは互いに主導権を握り合う展開となった。山梨学院大のシュートが落ちている間に、江戸川大は#88粟屋(2年・能代工)のフリースローでついに逆転に成功。残り3分で9点リードにまで差を広げた。しかしここで山梨学院大#67竹内が本領を発揮。残り2分半でスリーポイントを沈めると、ディフェンスで食らいつき、次はスリーポイントのバスケットカウントを獲得する4点プレーを披露。これを機に追いついた山梨学院大は残り11.9秒で72-75の3点リードとなる。しかし江戸川大もここで切れなかった。#14郷原が残り0.9秒で放ったスリーポイントが決まり75-75。延長に入った。

延長では江戸川大がまずリードするが、再びシュートの当たりだした山梨学院大は#68高橋、#90野溝のスリーポイントが続き、残り14.8秒で3点のリード。だが、最後の江戸川大の攻撃は再び#14郷原。ブザーとともにスリーポイントが決まり82-82。ダブルオーバータイムへと突入した。

難しいタフショットもよく決めた江戸川大#14郷原。何度も難しい局面を打開。

再延長は江戸川大#1ジャキテェ(1年・C・日体柏)と、山梨学院大#2カボンゴ(2年・C)、そしてゾーンに入った江戸川大#14郷原と山梨学院大#67竹内の熾烈な決め合いとなった。1点を争う中、流れを持ってきたのは#2カボンゴ。残り1分20秒にリングに大きく弾かれたボールを取り、打ったスリーが入ると91-94。江戸川大は続く攻撃でシュートが外れ、万事休す。残り0.4秒でフリースローを獲得した山梨学院大が勝利を確定。91-95で締めくくった。

【2021新人戦】「この勝利で得られた自信をぶつけたい」激戦を制し、ベスト8に挑む#67竹内理貴/山梨学院大・2年(2022.3.5)

東洋大がベスト16、国士舘大は高い攻撃力で順天堂大を撃破

【bコート】

新シーズンは1部で戦う国士舘大は、2部・順天堂大が初戦の相手。2021年は互いにリーグ戦でも下級生主体のチームとして戦っている。1Qはアグレッシブに攻める国士舘大がリードして試合を進めたが、リバウンドが取れず、順天堂大に走られた。しかし#7樋口(2年・PG)が絶妙のフローターを沈めて16-24で締めると、2Qは#22梶原(2年・C)がゴール下で身体を張って難しいシュートもねじ込むなど奮闘。11点リードで前半を終えた。3Qは国士舘大が10点程度のリードを保っていたが、途中でやや停滞。追い上げる順天堂大は終盤、#22鈴木(1年・PF/春日部)のスリーポイントが3連続で決まり、66-68と2点差に迫る。だが、4Qに国士舘大が仕切り直し、#87木島(1年・SG・習志野)の3本のスリーポイントをはじめ、内外で得点が続き75-98で試合終了。2回戦へと進んだ。

2部・明星大は3部・明治学院大と走り合いとなった。両者ともにずば抜けた高さはない中、守って走る展開が続く。スリーポイントと、リバウンドからのトランジションが生きた明星大が序盤の競り合いから抜け出し、10点ほどのリードを保っての展開が続いた。後半になって明治学院大6点差まで詰め寄るシーンも見せるが、その後は得点が止まる時間帯もあり、76-58で明星大が初戦突破。

3部・帝京平成大は、神奈川大の棄権により不戦勝となった同じく3部の亜細亜大を1Qから圧倒して95-48。また2部・東洋大も3部の玉川大をロースコアに抑え、62-101で勝利した。

インサイドで存在感を発揮した国士舘大#22梶原。
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