【2021新人戦】「みんながすごく声を出し、コート上でも頼もしい」チーム一丸で勝利に向かう #4菊地広人/大東文化大・2年(2022.3.6)

2021新人戦

ディフェンスとリバウンドをチームで徹底し、生まれている良い循環

今大会、実力校が密集しているBブロック上段は、初日から熱い戦いが続いている。早稲田大と法政大は1点差の勝負。そこで勝ち上がった早稲田大を下したのが大東文化大。そしてベスト8がけの相手はシードの白鴎大と、注目の対戦が続いた。この対白鴎大戦は、大東文化大にとっては先の2試合以上に負けられない山場。白鴎大は普段から練習試合も頻繁に行い、よく知る相手だ。そして一昨年の新人戦では6点差で破れているだけに、負けられない一戦でもあった。

試合は立ち上がりから大東文化大がリードする展開となった。チームとして、「今日は特にリバウンドを意識して入っていた」という新人戦キャプテンの#4菊地(2年・SG)。リバウンドやルーズボールを相手に渡さないシーンに、“守り”の意識が表れていた。終始白鴎大を乗らせず、49-72は納得のいく勝利だろう。

「新人戦ではここまで、ディフェンスとリバウンドだけは、何があってもやり続けようと全員でしっかり話して、そこを徹底できています。この白鴎大戦も40分間誰が出ても、ディフェンスとリバウンドという、チームとして徹底すべきことをやろうと言っていて、それができました。リバウンドをしっかり取って、みんながアグレッシブに攻めてシュートが入ったので、良かったかなと思います。いいゲームでした」

選手ものびのびプレーしているように見える。ナイスプレーが出ると大きな歓声も上がっていた。外から見る分には状態が良さそうに見えるが、実際は新型コロナウイルスの第6波であまり練習ができず、そこは不安材料だったという。しかし、大会では想像以上にいい部分が出ていることに、菊地としてはホッとしている。

「前日や前々日にはうまくいかないこともあったんです。でももう一度チームで一つになろうという話をしてきました。練習だとしゃべれていないことや、いい流れを継続できないところが課題として挙がっていて、そこは少し不安だったんですが、試合になるとみんながその課題を克服しようとしています。ベンチですごく声を出してくれているし、コートに出ていっても誰もが頼もしくプレーしてくれています。モチベーション自体は高いことと、緒戦からチームで戦うということがうまく試合で出せています」

菊地自身も、試合前のシューティング、あるいは試合中のときどきで、チームメイトに声をかけている姿が目立つ。

「主力に下級生が多いチームなので、のびのびやってほしいですし、しゃべることが得意な選手が少ないので、キャプテンの自分が声をかけることを意識しています。でもそういう状況でもこの2試合はみんなが声を出してくれたので、いい試合ができていると思います」

頂点を目指すにはあと3試合。「どこが相手でもディフェンスとリバウンドはチームカラーなので、それをやりきることを追求していきたい」と、徹底を誓う。

次世代のリーダーとして、この大会での飛躍も鍵に

新人戦の開催時期がずれたため、翌月には3年生、上級生という立場になる。菊地は昨年から出場機会も増え、責任感も強くなっている。強い気持ちがコートで見える選手だけに、今後のチームを引っ張っていく存在として期待がかかる。

「昨年の4年生は、京介さん(星野)が本当に圧倒的なリーダーシップで引っ張ってくれて、石川さん(#8)がそれを陰で支える、というふうにやってきた姿をずっと見てきました。春から3年生になりますが、しっかり自分が声を出して4年生を支えられるようにしなければならない、というのは先輩たちから学んだところかなと思います」

そのために必要なのは、チームの仲間にそれだけの存在だと認められることだ。目指すのは「自分のプレーや言葉に信頼というか、そういうものを持たせられるような説得力のあるプレー」という。この新人戦で次世代リーダー候補としての、菊地の姿にも注目したい。

【2021新人戦】激闘、棄権などさまざまな状況の中、大東文化大・日本大・東洋大・山梨学院大・がベスト8進出

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