【2021リーグ1部】「自分の役割を果たす」スタメンとしての責任を背負い、2年目に懸ける意識・日本大#6野口侑真

2021リーグ

「自分の持ち味である、走るプレー、そして1対1の部分も出せたのかなと思います」

リーグ第7戦、専修大に勝利したあと、#6野口(2年・SF)は自身のプレーを振り返った。日本大は前節で大東文化大に相手に初の黒星がついたものの、その翌日の専修大戦ではそこを引きずらないプレーぶりを見せた。「みんなが落ちることなく、切り替えて臨めたし、それがリーグ戦のいいところ」と、もともとの日本大らしいトランジションの速い展開を連発した。そこを引っ張ったのが#22飯尾(3年・PG)や野口だ。飯尾は17点、野口もコートを率先して駆け抜け、18点でチームハイを記録した。もちろんそれだけではなく、#3米須(1年・PG・東山)や#12コンゴロー(1年・C・報徳学園)をはじめ、チーム全員の働きもあっての大きな勝利で6勝1敗とし、上位を守った。

ただし、野口はここまでのリーグ戦、個人としてはここまで目立つ数字を出しているわけではない。基本的にはスタメンに入っているが、そうでない試合もある。

「ちょっと考える時期はありましたね。プレー面のことというより、自分の置かれている立場についてです。2年生でスタートとして使ってもらっている状況にあって、そこで役割を自分でちゃんと認識しないといけないなと。メンタル的な面で考えさせられることが多いリーグ戦だと感じています」

トーナメントではのびのびとプレーし、優勝に欠かせないピースとして活躍したが、リーグ戦にいざ入ってみると「このままいけるはずがない」と気付かされた秋となっているようだ。大学の4年間は高校とは違う。自分で考えてやっていかなければならず、大人のプレイヤーになっていく過程で立ち止まったり、振り返ったりする機会が必ず訪れる。

「トーナメントで勝ちはしましたが、そのままの状態でうまくいくはずがないんですよね。リーグ戦ではスタメンで出させてもらっていますが、誰かがやってくれるだろうっていう気持ちがどこかに出てきてしまっていました。高校までだと自分がやらないと苦しいチームだったけど、今のチーム状況だと、ちょっと人に任せてしまうようなメンタルになっていたのかなと思います」

ではどうするかということになるが、この試合で得られた部分はあるようだ。

「気持ちを作って試合に臨むと、プレーもついてきます。今日はそれを特に感じられた試合でした。チームでは4年生でもベンチに入れなかったり、試合に出られない選手がたくさんいます。その中で自分はスタメンという立場を与えられているのだから、いかに気持ちを作って試合に入るかということだと思います。気持ちができていれば足も動くし、ディフェンスの強度も出せます。そうやってやり続けないといけないんですよね」

自覚を持ち、自分がやるのだという強い意志を持って試合に臨む。そこをブレずにやり続けることこそ、彼が果たすべき役割なのだ。それを継続してやり続け、パフォーマンスを発揮することができれば、この先考えることも減っていくに違いない。2年目を迎え、成長の手応えはある。トレーニングによって身体の強さも増してきた。この先はスキルを高めると同時にメンタルを鍛え、自立していくことがさらなる成長へのトリガーとなる。

「自分の役割をしっかり果たしたい」

その意志を、この先のプレーでしっかりと表現すれば、自ずと結果もついてくるだろう。さらなる飛躍に期待がかかる選手だ。

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