【2021リーグ1部】#75井上宗一郎「これを落とせば優勝はない」大東文化大を延長戦でかわし筑波大は3勝目(10/6)

2021リーグ

1部の3戦目は好勝負が続いたが、筑波大と大東文化大の一戦は今大会2試合目の延長戦となった。緒戦、2戦目と重い立ち上がりを見せていた大東文化大はこの筑波大戦では攻守ともまずまず。次第に#7高島(3年・SG)、#39アビブ(4年・C)の存在感が増して流れを掴むシーンも多かった。一方の筑波大はここまで危なげない勝利を重ねてきていたが、この大東文化大戦は優勝を狙うには落とせない一戦。4Q終盤に大東文化大に逆転されるが、#23半澤(4年)のシュートで同点に戻し、延長戦で盛り返して勝利した。

前半は下級生の良さも見えた筑波大は、後半は上級生が主体となって、勝負を決めにいった。「大東文化大は1部の中でも強いチーム。ここを落としたら優勝はないと思っていた」と15点を決めた#75井上(4年・C)。4年生ともなれば、11試合しかないリーグ戦で1勝を失う意味がどんなものかわかっている。ただし、後半は反省点も多かった。「終盤にかけて相手のベースになってしまい、相手が崩れてくれたおかげで勝てた。みんなのシュートが入り始めると、逆に自分に迷いも生じてしまった」と内容自体は反省が多かった試合だとする。

ただし、大東文化大のディフェンスがドライブを警戒する形だったことから、外を打てると考えていたといい、3本のスリーポイントも決めた。「ぜんぜん入ってないですよ」と言いつつも、外のシュートは井上の武器の一つだ。1年生の頃からスリーポイントは入れてきたが、特別指定選手として入ったB1の三遠で海外出身のコーチに教えてもらうなどして、徐々に自信をつけ、チームにも認められてきたという。今やセンタープレイヤーであっても内外問わずできるのは理想だけに、この先の試合でもどのように決めていくかは一つの見どころだ。

今大会、1部はスケジュールの遅延なく進められているが、聞いていくと夏の間は練習が十分できなかったというチームも多い。筑波大もその一つで、夏に満足な時間が取れなった中でチーム作りを行い、このリーグ戦に挑んでいる。そうでなくても筑波大は春の時期に代表活動で抜ける選手が多く、また井上自身7月のトーナメント直前に足を痛めるなど、コンディションでも苦労しただけに、まさにここから冬にかけて仕上がっていくと考える方が自然だ。

「練習は8月の頭に再開して、シューティングなどから徐々に取り組んできました。短い時間ではありましたが、その中でやれることをやってきました。リーグ戦は長いので、その中でも成長していこうとしていますし、できると思います。代表活動をしていた選手も多く、1年もチームに合流したのが遅かったけれど、#31小川(1年・PG・洛南)や#28浅井英矢(1年・PF・北筑)はゴールにどんどんアタックしてくれるし、いい意味で1年らしくないプレーをしてくれています。今日の試合では後半は上級生中心だったけれど、1年は慣れていけばもっとプレータイムが伸びると思います」

#7浅井修伍の弟、#28浅井英矢が今季加入。リーグ戦で少しずつプレータイムを得ている。

サイズ、選手層の厚さ等、総合的に見てこれほど充実しているチームは大学界でもそうない。期待の新人も加入し、筑波大は今年も多くを期待されているチームだ。それだけに、井上は自分のプレーも広がるとしている。

「センターでプレーできる選手だけを見ても#7浅井(3年・PF)や#2木林(2年・C)など、いい4番、5番の選手が揃ってきています。そこを活かしてミスマッチをつくのが、今年のチームのコンセプトだし、僕はその分、外に出てプレーもできる。インサイドにこだわってはいないですね。春は自分がほぼ欠場しましたが、下級生が頑張ってくれていて、すごく新鮮でした。新しいチームに見えましたね」

選手が豊富になったことで、プレーや選手の組み合わせといった部分で多様さが増したのが今季の筑波大といえるだろう。井上をはじめとする4年生の働きには期待したいが、チームとしての新鮮な魅力でぜひ大学界を盛り上げて欲しい。

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