【2021リーグ1部】「気持ちは下がっていない、まだまだこれから」拓殖大に熱い気持ちを吹き込むプレイヤー・#24ジョフ ユセフ(10/30)

2021リーグ

昨年から今年にかけて、1部チームに在籍する留学生たちは大きく顔ぶれが変わり、チームに新たな魅力を与えている。日本体育大の1年生#35ムトンボ(1年・C・東山)、日本大の#12コンゴロー(1年・C・報徳学園)などはトーナメントの段階で大きなインパクトを与え、リーグ戦でもチームを代表する選手の一人として活躍している。2年生で必見といえるのが、高い機動力と広いプレー幅で、コート上でひときわ熱いパフォーマンスを見せる拓殖大の#24ジョフ ユセフ(2年・C)だ。

204cmのサイズながら、動きはセンターというよりフォワードタイプで、スリーポイントもこなすのが、シュート上手な選手を揃える拓殖大らしい。感情も豊かで、ワイルドショットを決めると大きな雄叫びを挙げる熱さが、見るものを魅了する。

拓殖大はトーナメントではベスト8に食い込んだが、リーグ戦は試練の大会となっている。トーナメントの覇者・日本大とは延長戦まで戦うなど、タフな試合も多いが、開幕から6連敗と苦しい時期が続いた。ユセフはポイントゲッターとして8試合終了時点で1試合平均35分出場し、16.7点を叩き出す奮闘を続けているが、本人は負けも、体力的なことも、負担とはせず前向きだ。

「リーグ戦ができているのが本当に嬉しいです。だからぜんぜん疲れてないですよ。負けてる時に気持ちが下がると良くないです。だから負けている間も気持ちは下がっていなかったですよ」

負けが込んでいても笑ってそう言えるメンタルの強さと明るさは頼もしい。それは自分だけではなく、チームメイトも同じだという。

「チームメイトも皆、どこが悪いかどこがいいか、みんな考えていました。悪いことはちゃんと直して、次の試合で勝てばいいんだと思ってやっています」

ユセフの前向きさは、コートの上のパフォーマンスにもよく表れている。負けた瞬間にはがっかりしたような様子を見せるが、それでもすぐに立ち上がり、笑顔を見せるのが清々しい。次こそは勝って欲しい、そんな応援の気持ちが湧いてくるような選手だ。

「負けた瞬間は何で負けたんだって思います。でもチームのみんなが自分のことを見ているから、怖い顔をしたらよくないし、ちゃんと笑顔になって次の試合頑張ろうって、そう思っています。だから笑顔になります」

日本大に競り負けた試合では、一度はがっくり肩を落としたが、コート中央に戻るときは#12コンゴローと肩を組み、笑顔に。

そんな拓殖大だが、7戦目の早稲田大戦でついに1勝を挙げた。フル出場、6得点・17リバウンドで貢献したユセフは大きくガッツポーズで喜びを表現したあと、#42益子(3年・SF)や#8祝(4年・PG)を次々と抱きしめていった。

「初勝利は嬉しいです。ずっと負けていて勝ちたかったから。でもまだまだ勝ってないしあと4試合ありますから、次も頑張ります。まだまだこれからです」

ようやく手にした1勝を喜びつつ、でもそこは通過点なんだという気持ちが伝わってくるコメントだった。

続く8戦目の日本体育大戦では終盤まで競り合いつつ、惜しくも敗戦となった。しかしきっとユセフは「まだ試合はある。頑張ろう」、そう思っているはずだ。残りの試合でも彼らしいプレーでその思いを表現して欲しい。

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