【2021リーグ1部】貫禄のプレーを見せた#23佐土原の復帰により、勢いを増す東海大(10/6)

2021リーグ

#23佐土原が3戦目に復帰し、これで5人の4年生が揃う

東海大は3戦目にしてインサイドの要の一人、#23佐土原(4年・PF)がコートに復帰。2連勝同士の白鴎大戦との戦いでは約18分のプレータイムで18得点。チームハイの活躍で白鴎大を勝負際で退けた。

「自分たちのアイデンティティであるディフェンスをして、そこから速攻を出せれば必然的に勝利できると考えていましたが、自分たちの考える試合運びができた戦いだったと思います」

リーグ戦は2年ぶりとなり、リーグ戦らしい白熱した戦いが続いているが、「どこが勝ってもおかしくないリーグ戦」と感じている。

「今日戦った白鴎大は大東文化大、専修大に勝ってきているし、その他のチームもどこが勝ってもおかしくない試合をしています。その中で自分たちとしては、やらなければいけないことをひたすら40分続けたら、勝てると信じています。安易に負けないというか、足元をすくわれないように、毎日いい準備をして目標である全勝優勝を達成したいと思います」

フィジカルを活かしたプレーは復帰戦とは思えない安定感で、さすがだった佐土原。

春はトーナメント決勝で日本大に破れた。いろいろな要因はあるが、5連戦の疲労が積み重なり、スタートだけで試合をしていたような部分も大きく響いていたと感じている。

「春は体力的な問題もあったし、疲れてくると周囲を気遣えていないというところもありました。だから夏はどれだけ試合をしても疲れないような体力づくりをしてきました。そしてもう一つ大きいのは信頼性です。春に欠けていたのはそこでした。ファーストがダメでもセカンドが引っ張ってくれる、セカンドがダメでもファーストに代わればまた引っ張ってくれるというような信頼関係は、東海になくてはならないものです。その部分を、合宿や練習試合をこなして夏の間に作ってきました」

新チームゆえの課題ともいえるが、春はそれぞれが自分自身のことでいっぱいで、周囲に気を配れなかったのが敗因として大きいという佐土原。しかしリーグではそれを克服してきた。白鴎大戦の苦しい時間帯に粘れたのは、ハードな練習や、コミュニケーションを重ね、苦しいときでも互いを信じてプレーできるようなチームワークを磨いてきた結果だという。「練習してきたものが結果として一つ出たのが、この試合だった」と、成果に表情を和らげる。大倉を除く4年生がようやく全員コートに集い、3戦目は安定感も高かった。佐土原自身、「もっと成長できる部分はあるし、このリーグ戦中に成長していきたい」という想いを、この先どう実現して表現していくかが見ものだ。

#31松本や#60坂本ら、ベンチから出てくる4年生がチームを支えている。

#0黒川、#13金近、#3ハーパー、西田兄弟ら、1、2年はチャンスをどう活かすか

そうなるとセカンドの働きが非常に重要になるが、上級生が揃わない中、第1戦、2戦で伸びたのが下級生のプレータイムだ。#13金近(1年・SF・関大北陽)は、春トーナメントをU19のワールドカップのために欠場したが、リーグ戦はスタメンとして出場し、内外で非凡な動きを見せている。#3ハーパー(1年・PG・福岡第一)も同様に、U19以降にチームに合流した。「1年から出番を得ているのはすごいこと」と佐土原も期待をかける。

「金近やハーパーは、春は代表活動でいませんでしたが、夏休みを一緒に過ごし、コミュニケーションを取りつつやってきました。彼らとしては初の大学の試合だから緊張している部分はあると思いますが、それを見せないプレーを自分がいない2試合はしてくれていました。100点をあげたい気持ちですね」

2年の#16西田公陽、ルーキーの#18西田陽成も春から活躍を見せている。

そしてもう一人、注目したいのが#0黒川(2年・PG)だ。#11大倉(4年・G)が今季は欠場中で、スタメンガードは#5河村(2年・PG)が務めるが、控えのガードである#15島谷(3年・PG)がリーグ戦前の怪我で現在は登録外にあり、そこでセカンドとして抜擢されている。2戦を終了した時点ではまだこれからというが、意欲の高さがうかがえる。

「自分ができることをやるというのを意識してやっています。この2試合では自分の持ち味のゲームメイクとアシストをなかなか出せていないので、リーグ戦をこなす中でもっとできるようになっていきたいです。何かいいプレーをしようと考えるのではなくて、できることを最低限やらないといけないなと考えています。ターンオーバーの反省や、ゲームメイクのセレクトなど、まだまだ改善点があります。でもいいところもいくつかあったので、それは継続したいです」

黒川のプレータイムは10〜15分あたり。3戦目では16分で6点、3アシスト、スリーポイントも1本決めた。

ガードの選手が豊富な東海大ゆえにプレータイムは分け合っているが、それでも2年のこの時期に司令塔として出番を得ているのは、貴重な経験だといえる。陸川監督は「彼にはセカンドで出るのだから、河村以上に考えて欲しいし、何を考えてプレーしているのか私も聞いていきたい」と、にっこり笑って成長に期待をかける。

「得点を取ることもそうですが、ガードとして賢くやることを陸さんに求められています。それをどこまで体現できるか、試行錯誤の最中ですね。自分はセカンドで出るので、ゲームの流れを考えて、今の状況をどれだけ理解して出られるかが大事になってきます。そこですね。ディフェンスのチームなので、前からハッスルして守っていくことで東海大のバスケットは体現し、そこから自分の持ち味をチームに還元できたらいいなと考えています。東海大のカラー+自分のカラーも出していきたいです」

同期の河村はもちろん、先輩のガードからの影響はためになることも多いという。この環境下での学びをどう活かし、成長を遂げるのかに注目したい。

白鴎大戦でスリーポイントを決め、笑顔の黒川。
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