【2021リーグ1部】#15町井丈太「春とは違うチームの姿を見せる」3戦目で初勝利、3年ぶりの1部リーグに挑む中央大(10/6)

2021リーグ

2019年の秋に2020年の1部復帰を決めた中央大。しかし、昨年はリーグ戦形式での大会が開催されず、中央大にとっては2018年以来の1部リーグが始まった。

その待ち焦がれたリーグ戦は、2連敗でのスタートとなった。

第1戦では日本大、第2戦では東海大と対戦。前者は2021年春の王者、後者は春は2位、そして昨年のインカレ覇者だ。どちらも容易な戦いとはならなかったが、日本大とは8点差のゲーム、東海大相手には1Qはリードする形で入り、食い下がった。春はベスト8に入れなかったが、そこから再びチームを鍛えてきた結果だ。今季の主将である#15町井(4年・SG)は、手応えがあった2試合だと振り返る。

ベンチスタートでチームの士気を上げる主将の町井。

「リーグ戦の入りはトーナメントの1位と2位との対戦からスタートし、結果は負けでした。ただ、戦ってみて自分たちが1部の上位にチーム相手にもちゃんとできる、という部分もわかりました。もちろん勝ちにいっていたし、負けて悔しかったんですが、そこを切り替えて、3戦目は勝利できました」

3戦目の青山学院大戦は、2Q以降に中央大らしい激しいディフェンスや、ポイントゲッターたちの得点も続いて波に乗った。相手も2敗、ともに「落とせない試合」だったが、勢いが勝ったのは中央大の方だった。エースの#21渡部(3年・F)の21得点を筆頭に、町井も15点と2桁得点でチームを盛り上げた。

「勝ってやろうという強い気持ちで、一試合を通してディフェンスを頑張り、リバウンドから速攻を出せました。ラッキーなシュートも入ったことが良かったのかも。エースの渡部がシュートを打つのは決まっているけど、それ以外のところで入ればチームとしてもいいですよね。そうやってみんなのシュートが入ったことでいい方向にいったと思います」

エースの渡部は3年になった。激しいマークをかわし、得点、リバウンドに奮闘している。

こうした中央大らしさは、春はやや不発だった。持ち味であるディフェンスの激しさがなりを潜め、厳しいマークを受ける渡部の自滅も目立った。原因は「自信」ではなく「過信」にあったという。

「春は1部のチームとの練習試合などをこなして、自分たちに自信をつけたのはいいけれど、それは一方で、『いけるだろう』という過信のような感覚をみんなに作ってしまいました。トーナメントは『勝てるだろう』という雰囲気があったのが良くなかったと思います。だからリーグ戦に向けてはビデオを見直したりして、自分たちはそんなに強くないんだ、チャレンジャーなんだ、と改めて初心に戻って臨んでいます。秋はトーナメントとは違う中央大の姿を見せられるはずです」

その言葉はぜひ、今後の試合結果で証明して欲しい。

昨年の中央大は絶対的な主将として樋口がチームをまとめ、部員にも自立を求めた。主将という立場を引き継いだ町井は、樋口とは違うカラーの主将だという。

「樋口さんは本当にすごい人で、あれと同じようにというのは自分には難しいと思っています。だから自分なりのやり方で、ということを考えていますね。スカウティングや戦術は同じ4年の#35清水(4年・PG)が担うなど、やることを分け合っています。自分の役割はメンタルや試合前のモチベーションアップ、マインドセットがメイン。清水の負担が重くならないよう、プレーではベンチから出ていきますが、交代で流れを崩さないようにということも意識しています。そうした形でチームを引っ張っていきたいと思います」

スタメンとして出場し、スカウティングなども担う清水。ディフェンスも泥臭く、プレーからは熱さが伝わってくる。

中央大を強く、プロ意識のある集団にと考え、その土台づくりに挑んだ樋口の跡を継ぎ、町井は自分なりのスタイルでチームの良さを引き出そうとしている。このリーグで目指すのはベスト4。1部では下からのスタートになるが、上位の牙城を突き崩し、そこに食い込むため、町井、そして中央大の挑戦は続く。

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