【2021リーグ1部】1敗で並ぶ東海大・日本大がそれぞれ勝利し、優勝争いは最終局面へ(11/4第9戦)

2021リーグ
#23佐土原がスタメンに入り、東海大はさらに安定度が増した。

1部リーグもいよいよ残すところあと3試合。9〜11戦は中1日の休みを挟んだ、ほぼ3連戦のハードな戦いだ。

今リーグは大会が進むにつれ、結果が読めない試合が続いている。上位チームに勝利したチームがあるかと思えば、次の試合では順位的に下のチームに敗れるなど、上位と中盤位のチームの力の差があまりない。各対戦を2回行う従来の形だと次戦では、対策や修正がはかれるため、20試合行なううちにそれなりの実力差が出てきがちだが、1回限りの対戦となるため、トーナメント戦のような勝負強さを武器に結果を出す試合も多い。第9戦は8位の中央大が3位につける白鴎大から勝利を挙げて2連勝。後半に向けてギアを上げてきた。

また、この日は東海大と筑波大という1部上位校の対戦が注目となったが、もう一つの優勝候補の日本大は、日本体育大に対して前半から圧倒するプレーを見せ、余裕の勝利。次戦の筑波大との対戦、そして最終戦の東海大戦と、優勝に向けてここから大一番が続く。

日本大は#3米須が20得点。後半はベンチで余裕を見せた。

中央大は粘り強く戦い白鴎大に逆転勝利

中央大は2試合連続で見事な試合を見せた。前節で大東文化大を撃破し、次に挑んだのは3位につける白鴎大。立ち上がりこそ白鴎大にあっさり得点されるシーンが目立ち、追う展開となったが、後半に盛り返した。

1Qはたびたび白鴎大が速攻を出し、中央大はスリーポイントでなんとかつなぐ状態。白鴎大はディフェンスもよく、中央大の攻撃を止めていたが、40-33で入った後半に中央大が追い上げを開始。フリースローやスリーポイントが入り始めると開始5分で逆転した。そこから波に乗ってさらにシュートが決まっていくと48-55で3Qを終了。白鴎大はゾーンを崩せずこのQは8-22と差がついた。しかし4Q、白鴎大は#25角田(4年・SG)の得点で追い上げて3点差に迫る。互いにターンオーバーが続いて膠着する時間帯が到来するが、そこを断ち切ったのが、中央大#21渡部(3年・F)の速攻や#2内尾(2年・SF)のシュートだった。白鴎大が外のシュートを決められないうちに中央大が引き離し、白鴎大が再び点差を詰めた残り1分40秒には#3内尾が相手に大きなダメージを与えるスリーポイントを沈め、68-74で中央大が前節に続いて大きな1勝を手にした。

白鴎大は3敗目。同率で4チームが並ぶが、このまま3位を確保できるかが注目だ。

中央大は大きな4勝目。#35清水やメンバーたちがガッツポーズ。

優勝を占う一戦は、東海大が筑波大に快勝

1敗の東海大と2敗の筑波大、互いにとって優勝するには落とせない大事な一戦は、東海大が激しいディフェンスで立ち上がりから筑波大をシャットアウト。開始からディフェンスの足がよく動いていた東海大。「筑波は大きく、セットプレーも油断できないので、ディフェンスで穴を作るわけにはいかなかった。選手たちが非常にクレバーに動いてくれた」という陸川監督の言葉通り、簡単にシュートを打たせなかった。スタメンに入った#23佐土原(4年・PF)のスリーポイントや速攻も出て、立ち上がりから好調に得点すると、1Qで20-13とリード。2Qは控え中心にしつつも#10張(3年・C)もゴール下で粘りを見せた。筑波大は#13二上(4年・SG)が反撃するが、点差は大きく縮まらない。

3Qも同様の流れが続き、10点前後での攻防が続いた。筑波大は#34三谷(2年・SF)がオフェンスリバウンドで粘るシーンもあり、6点差まで縮めたが、その後は東海大#4小玉(3年・PF)に内外から決められ、点差は振り出しに。そのままの勢いで東海大が4Qも試合を進め、72-54で勝負を制した。

大東文化大に負けたあと、陸川監督は「もう一歩が足りなかった。大東さんのシュートが本当によく入りましたが、我々はもう一歩出ること、もう一歩手を挙げるというようなことが足りなかったなと。そこ修正しようとやってきました」と、負けたからこそ見えた課題を、一つひとつ修正してきたという。

復帰した#11大倉(4年・G)については執刀医と連絡を取り合い、慎重に状態を見ている。無理はさせない意向だが、彼がいることの最大のメリットは「チームが非常に落ち着く」ことだという。この日の東海大は従来の強いディフェンスが見事に発揮され、筑波大の追い上げにも落ち着いて対処していたが、それが「落ち着き」といえるかもしれない。残り2試合の彼の存在感にも注目だ。

一方、苦戦となった筑波大は、怪我人が続出して苦しい内情がある。司令塔の#92中田(3年・PG)、インサイドで成長著しい#2木林(2年・C)、#85藤村(3年・C)、そしてこの試合では#11横地(2年・SF)まで負傷によりDNPとなってしまった。高さはあるが、やはり安定感を欠く場面が多く、ここ2試合は強みであるディフェンスが発揮しきれていない。それでもルーキー#31小川(1年・PG・洛南)の積極性や、#34三谷の奮起など、下級生の良いプレーも見えた。残り2試合は現有戦力でパフォーマンスを高めたい。

シュートにいく#34三谷。筑波大はチーム一丸となって難局を乗り切りたい。

チャレンジマッチ行きの4チームは順位変動なし

下位4チームの青山学院大・拓殖大・早稲田大・神奈川大は既にチャレンジマッチ行きが確定しているが、一つでも順位を上げて負荷を減らしたいのが本音だ。この日は順位こそ変わらなかったが、拓殖大が神奈川大に勝利し、2勝目をあげた。大東文化大と対戦した青山学院大、専修大と対戦した早稲田大は競り合う場面もあったが、終盤にかけて引き離されて勝利はならなかった。

【1部リーグ・11/4現在】

東海大学   8勝1敗
日本大学   8勝1敗
白鴎大学   6勝3敗
専修大学   6勝3敗
筑波大学   6勝3敗
日本体育大学 6勝3敗
大東文化大学 5勝4敗
中央大学   4勝5敗
青山学院大学 2勝7敗
拓殖大学   2勝7敗
早稲田大学  1勝8敗
神奈川大学  0勝9敗

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