【2021リーグ1部】#3星野京介「チーム全員で戦わなければいけない」苦闘の中、浮上を目指す大東文化大(10/23)

2021リーグ

前回のリーグ覇者、大東文化大にとってこの大会は難しい戦いが続いている。緒戦は1点差で白鴎大に破れ、2戦目の拓殖大戦こそ勝利したものの、筑波大、日本体育大に連敗。そこから神奈川大に勝利し、2勝3敗で挑んだ日本大戦は、勝率からも、後半にかけても落とせない試合だった。立ち上がりで日本大に流れを持っていかれかけたが、持ち前のディフェンスから早い時間帯に立て直し、リードを奪ってからは相手に追いつかせるような油断は見せない展開で、3勝目を挙げた。

主将の#3星野(4年・SG)は苦闘が続く中での勝利にホッとした様子も見せるが、課題の多いリーグ戦でもあるという。

「ここまでのリーグ戦は負けが多くなっていますが、負けている試合はどの試合も接戦で 落としています。だからこの日大戦はで入りの部分をしっかりしようというのと、もっとチームで戦うというのを意識して臨みました。ボールマンへのプレッシャーというところが自分たちの強みだと思うので、それを途中から出せたのは良かったんですが、最初から出せないのがここまでの反省です。この先当たる、東海大や専修大みたいなところには、離されると簡単に追いつけないと思います」

気になるのは、どの試合も前半が重いことだ。優勝した一昨年も、終盤のしぶとさが光るチームだったが、入りからいい試合も多かった。しかし今リーグは前半が悪いとなかなか自分たちのリズムに持ってこられていない。

「今日も入りは固かったと思うんですが、自分たちの中では明確になっていることではあるんです。原因をいうなら、エナジーが足りていないこと。もっと入りからディフェンスにフォーカスしてやっていけたらいかないといけません。それに、どのチームも強いので、入りが良くないと追いつくことに力を使ってしまいます。そこが競った試合で負けてしまっている理由です。今週の練習でもそうですが、今までの練習でも入りをイメージしたゲームをやろうとしています」

明確な課題をいかに残りのリーグ戦で修正できるか、後半にかけて大事な勝負が続くだけにそこは注目点だ。大東文化大にとってはエナジーを出さなければならない理由もある。インサイドの要の一人であり、またリーグ序盤からいいプレーを見せていた#39アビブ(4年・C)が、第4戦目の日本体育大戦で負傷。今季絶望となってしまった。4年目のこの時期での大怪我はすなわち、学生プレイヤーとしては引退を意味し、その無念さは計り知れない。

「アビブが試合に出られない状態になってしまって、練習からもアビブのためにじゃないですけど、チーム全体でもっと戦おうという気持ちになっています」

筑波大戦でいいプレーを見せていたアビブ。

そのために大事なのは、全員で戦うというということだ。チームメイトにいつも何かを意識させようと、コート上では常に周囲を勇気づけるように声を出し続ける星野の姿からは、その想いが伝わってくる。

「リーグ戦は長いので、チーム力がすごく大事だということを一昨年優勝した時に感じました。控えから出てくるメンバーもそうですし、スタートで出ているメンバーもそうです。全員で勝つということがすごく大事です。だからスタートだけではなくて、試合に出ている全員で戦うことが大事だと思います。ほかにもリーグ戦に出られない選手や、メンバーに入れない選手もいますが、同じ目標に向かっている以上、全員でバスケをしようということで、練習から雰囲気を良くしようということは意識しています」

その片鱗が見えているのが、ベンチスタートで出場している選手たちのプレーかもしれない。ディフェンスで見せる#4菊池(2年・PG)がじわじわ頭角を現しているのをはじめ、アビブが欠場してからは#24向後(4年・C)もいいプレーが出ている。「一人一人の役割を思い切ってやろうとしていて、良くなってきていると感じる」と星野もいう。

日本大戦でリーグ戦はちょうど折返しを迎えた。次節の東海大をはじめ、まだ数多くの強豪との戦いを残す。

「今日勝って明日東海大に挑むのと、今日負けて挑むのは全然違うと思います。今日勝てたことは自分たちの自信になりますし、明日につながると思います」

その言葉は次節以降にも通ずる。残りの試合も一戦一戦、次へとつなげ、大東文化大らしいバスケットを披露して欲しい。

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