【2021トーナメント】7/11 3位決定戦 筑波大が後半に流れを掴んで日本体育大を下す

2021トーナメント

4月に続き、今季2度目の日筑戦となった3位決定戦は、前半は競り合う形となった。

1Q、筑波大は#92中田(3年・PG)が積極性を見せ、内外から得点。日本体育大はスタメン起用の#35ムトンボ(1年・C・東山)を中心に得点し、#31青木(3年・SF)のスリーポイントや#23小川(2年・PG)の速攻など、持ち味全開。18-15とリードすると2Qも競り合いが続いた。日本体育大は2Q、#21モンゾンボ(3年・C)を起点にし、ゴール下を支配。筑波大は#21笹山(3年・G)、#11横地(2年・F)といったセカンドメンバーが対抗し、点差は互角。日本体育大は終盤今大会何度もブレイクを出して相手を翻弄してきた#1古橋(3年・SF)の速攻が決まる。しかし筑波大は#75井上(4年・C)、#13二上(4年・SG)の4年生が続けて得点し、34-36と2点リードして前半を終えた。

3Qも立ち上がりは競り合いが続く。日本体育大は#50バム(4年・C)のダンクも出て沸き返るが、筑波大はQの半ばからボールがうまく回るようになり、ルーズボールに#23半澤(4年・SG)が飛び込むなど、チームが乗ってくると、点差が離れ始める。日本体育大は後半の5分間、4得点に終わってしまい、48-57と筑波大リードで4Qへ。その最終Q、日本体育大はリバウンドからの速攻といった持ち味を出して粘るが、筑波大もトランジションでは負けていない。リードを保ってディフェンスも固め、じわじわと日本体育大を引き離し、最後は60-75。筑波大が勝負を制した。

大会の緒戦ではややちぐはぐな面も見えた筑波大は半澤、二上の4年生がリーダーシップを見せ、大会を乗り切った。2年目となる三谷の活躍も目立った。秋のチームの完成形が楽しみだ。

日本体育大は日筑戦からの修正力が見え、井手のリーダーシップ、3年生となった青木や古橋もプレーでチームを引っ張った。留学生以外は出ているメンバーが限られる部分は、秋以降の新メンバーの台頭にかかる。外国人選手については登録に制限がなくなり、3名が使えるが(コートに出られるのは1人)、バム、モンゾンボ、ムトンボは全員タイプが違うため、今後どういった戦略で使い分けていくのかが注目になる。

#21モンゾンボは12分の出場で、10得点4リバウンド。日本体育大は試合によってセンターのスタメンを変えて戦っていた。

【INTERVIEW】「指揮官の求めに応じた的確なプレーを」スタメンガードとしての責任感 #92中田嵩基(筑波大・3年・PG)

今シーズンはチームのメインガードを務める。今大会は春から代表活動で選手が揃わず、怪我人も出てチームとして練習してきたことをそのまま出せない状況となり、難しいゲームコントロールを強いられた。しかし今大会で得たもの、目指すべきものを認識し、次に向かう。秋にはさらに頼もしい姿をきっと見せてくれるはずだ。

─最初から中田選手のアタックが決まって、流れは悪くなかったと思います。

昨日までコールプレーがなく、ピックなどもない状態でした。今日はチームとしてのプレーをしっかりやっていこうと指示がありました。そうなると自分がピックを使ったり、トランジションでどんどん攻めることができます。今日の作戦が出たときに、今日は最初から自分がしっかり行こうと。ここまでの試合で二上さん(#13 )と半澤さん(#23)が疲れていると思ったし、そういう意味でも自分がしっかりやる必要があると感じて点を取りにいきました。

─日本体育大とは4月の日筑戦以来、再びの対戦でした。

日筑でやったときはジャンピ(#35ムトンボ)がいなくて、高さに対して経験できていませんでした。どんな感じかと思ったら想像以上の高さがありました。前半は少し苦しめられたかなと思います。でも相手のメンバーが40分くらい出続けていたので後半は足に来ると思っていて、そこで勝負だと思い、走られないようにリバウンドに絡んでいくことと、セーフティを徹底したので、相手の持ち味であるブレイクを止めることができました。そこで60点に押さえられたのでいいディフェンスができたと思います。

─不在の選手や怪我人のいる中での大会でしたが、収穫は。

収穫としては今取り組んでいるモーションオフェンスで新たないろんな課題が出てきて、結局東海大との対戦のときにはうまくハマらなかったんですが、最終戦では従来のコールプレーとトランジション、それに加えてモーションオフェンスがいいバランスでできたときはハマるなと感じました。欲をいえば80点取りたかったんですが、75点取れたのは良かったです。もう一ついいところは、宗一郎さん(#75井上)がいない中で青山学院大と拓殖大に勝ちきったというのは、藤村(#85)をはじめ、他のメンバーがしっかり意識していれば、リバウンドで負けることはないんだなと手応えを感じました。東海大との対戦のときもオフェンスリバウンドはあまり取られていなかったし、ゴール下で戦えていたのはいい収穫だったと思います。

─一方で、課題は。

課題としてはこれから新しいメンバーが増えて、タイムシェアしながらハードなディフェンスができるようになると思いますが、そこで仕掛けられるようにしないといけません。今はメンバーがいないのでトライできない部分が多いです。リーグ戦ではメンバーが戻ってくる分、新たなシステムもできると思います。オフェンス面では流れの中でのオフェンスができていないと終始言われていたので、チームの共通認識を作っていきたいです。個人としてはアジャストすることでしょうか。吉田先生が何をしたいのか、それに合わせてガードとしてやることをしないと。今大会は少し自分の中でうまく処理できていない部分がありました。今後はいろんなことに対応できるよう、自分の持ち味も活かしつつ、技術を身につけないといけないなと感じました。

─昨年は出番が限られましたが、そこで思うことはありましたか?

昨年は暉さん(B1群馬・菅原)と野本さん(B1滋賀)がいましたし、暉さんが大学の中では一番上手いと自分では思っていたので、その人の元で1年学んで、自分がもっと成長できる場所に行かなければいけないと感じていました。でも本当になかなか出られなかったですね。これまで40分出ることが当たり前でやってきましたが、筑波に来るとそうではなくなります。自分だけではなく、みんながそうだと思います。でもそこで自分を見つめ直す時間がすごく増えました。出られないから暉さんたちに対してどうするのか、ということをずっと考えていたし、暉さんたちにないもので自分が持っているものは何なのか、と考えていました。でも自分が控えで出たときは流れを変えたりとか、いろんな試行錯誤もできたので、出られないことはマイナス部分もありますが、自分を見つめ直す時間、鍛える時間になって、そこにマイナスなイメージはありません。

─秋に向けて個人として目指すものは?

リーグ戦が行えるかまだわからないですが、もしあったらディフェンスのための足腰をしっかり作り直して40分動ける身体を作った上で、20分をハードにやるということが大事だと思います。敦也(小川)も入ってくるだろうし、ガード陣がタイムシェアする中で、上級生として責任を持ってハードにやることですね。オフェンス面では耀さんと半澤さんに頼っている部分が今大会は多かったので、そこをうまく分散しながら、どこからでも点が取れるオフェンスを目指さないといけません。自分がしっかりモーションオフェンスに慣れてアジャストしないといけないし、自分で切っていく力を身につけないといけないと思っています。そこを強化していきたいと思います。

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