【2021トーナメント】7/8 ベスト8が決定、1部校では青山学院大、早稲田大、神奈川大、中央大が敗退

2021トーナメント
筑波大は逆転でのベスト8進出。

勝ち上がるごとにギアが上がるトーナメントは、ベスト8をかけた戦いでさらにヒートアップ。互いに譲れない戦いが続いた。

8枠に入ったのは白鴎大、筑波大、大東文化大、専修大、日本大、拓殖大、日本体育大、東海大。この8チームが翌日の準々決勝に挑む。

国士舘大が勢いあふれるプレーを見せる

左ブロックを勝ち上がったのは白鴎大、日本大、日本体育大、専修大。日本大は東洋大を、専修大は神奈川大に対し、余裕ある戦いぶりで寄せ付けなかった。日本体育大は、高さ・速さを遺憾なく発揮し、早稲田大を終始リードする形に。早稲田大は#15愈(2年・CF)、#8津田(4年・PF)、#12土家(3年・PG)が2桁得点で踏ん張るが、届かなかった。しかし、徐々にサイズアップを果たしてきたチームは、これまでに比べれば留学生のいるチーム相手にも戦えるポイントが増えている。秋シーズンの一つの楽しみだ。

白鴎大に挑んだ国士舘大は、下級生主体で小気味よいプレーを連発し、1Qはリードに持ち込んだ。白鴎大は#10ダンテ(2年・C)、#42王(4年・C)といった2mを前になかなか切り込めない時間帯が続いた。しかし国士舘大も白鴎大のディフェンスの前に2Qで足踏みしてしまうと、後半3Qに白鴎大がリードを広げ、4Qも差を保って勝利した。

国士舘大のルーキー#90渡久地。思い切りのいいオフェンスを見せた。

青山学院大の激しいアタックを筑波大が後半にはねのける

右ブロックからは筑波大、大東文化大、東海大、拓殖大が準々決勝に進む。この中で大東文化大は2部の関東学院大を倒して勝ち上がった山梨学院大を、余裕を持って下したが、残りの3試合は要所で盛り上がりある展開となった。

拓殖大中央大と競り合う1Qを終え、2Q開始3分で流れを持ってきた。そのきっかけとなったのが#16鈴木(3年・G)。連続3Pを皮切りに、周囲のシュートや速攻も続々と決まって流れを掌握。中央大は4Qでディフェンスから追い上げるも、届かなかった。

東海大相手に前半と3Qの終盤までは競り合った明星大。1on1やスリーポイントなど、明星大のシュートが前半は面白いように決まった。東海大もミスマッチを活かし、またノーマークのシュートは確実に決めていくが、明星大も決め返して前半は互角。後半に入って#23ニャシ(3年・C)のファウルトラブルで苦しくなった明星大だが、その武器を失っても粘りを見せ、リバウンドに絡んだ。最終的には4Qで力尽きたが、ここ数年積み重ねてきた経験値がチームのプラスになっていることが見える試合となった。

予想の通り白熱したのは、筑波大青山学院大の一戦。立ち上がりから両者なかなか得点が入らず3分を過ぎても2-2とロースコア。しかし青山学院大はアウトサイドの精度がよく、#36相原(4年・SF)も走って速攻を出すなど流れは切らさない。筑波大は#23半澤(4年・SG)がタフショットで粘っていった。1Qで青山学院大が20-13としてからは、この点差を大きく動く展開にならず、筑波大は追い上げては青山学院大が逃げる形に。流れが変わったのは後半。筑波大がようやくリバウンドに絡みだすと、#12二上(4年・SG)が速攻でバスケットカウントを獲得。ここからじわじわと地力を見せて確実にリードを保つ形となった。青山学院大は3Qを11点で終わるとここでできた点差を縮められず61-74「大事なところを決めきでなかった」青山学院大・吉岡ヘッドコーチ。新戦力の活躍もあったが、一歩及ばずの結果となった。筑波大は苦しみつつも一つの山を越えた。

青山学院大#7進は#36相原と並ぶ17得点。ルーキーながらはたらきが目立った。

【INTERVIEW】「シュートは得意、でもそれ以外の仕事も重要」求められる役割を果たすことを第一に◆#16鈴木雄馬(3年・G・拓殖大)

連続スリーポイントで抜け出すきっかけを作った。6:41の出場時間でスリーポイント3/4、フリースロー4/4の合計13得点は見事な結果。高校時代は主力として活躍し、大学では昨年まではほとんど出場機会がなかったが、コツコツと続けた研鑽がここで花開いた。短いチャンスで結果を出す必要のあるベンチスタートは、簡単な役割ではない。しかしその使命をきっちり果たした。

─ 試合を振り返っていかがですか?

関東1部のチームと対戦するのが公式戦初だったので、皆気合が入っていました。途中少し点差が開いたけれど、最後に詰められたのは反省点です。

─ 2Qの鈴木選手のシュートが流れを変えたと思います。

自分の仕事はベンチから出ていってチームの中で流れを変えるのが仕事です。それができたのかなと思います。昨日もいいタッチで打てたし、今日も思い切って打てば絶対入ると思っていたので、それが結果として現れてよかったです。

─ 試合出場は今年が本格的になりますね。

練習中からいい先輩たちがいるので、よく見てその技を盗んだりして自分なりに一生懸命やっていたので、試合に出て結果を残せたのはすごく嬉しいです。

─ 池内監督から教わるシュートはいかがでしょう。

打つまでの動作だったり、入らなかったときのことをいつも考えるように言われています。それに、シュートは得意だけど、それ以外のディフェンスもしっかりやってハッスルするのも自分の仕事だし、今日はそれもできたのかなと思います。

─ 今年のチームはどのような雰囲気ですか。

去年はインカレを逃して悔しかったので、今年こそはインカレはもちろん、他の大会でもいい成績を残したいし、それにつながるスタートをここで切れました。チームも試合前の練習もすごく雰囲気が良くて、それが試合にも出ていますね。今年は留学生もいますが、そこだけに頼らず、ベンチから出ていった選手も活躍できる層の厚みがありますね。

─ 大会は続きます。

どの試合でもやることは変わりません。出たときは自分の仕事を全力でやるだけです。

【INTERVIEW】「リーダーシップの発揮が必要」4年としての当たり前をプレーで表現◆#13二上 耀(筑波大・4年・SG)

大会直前に不動のセンター・井上が負傷し、新たなスタメンとなった分、連携面やゴール下の安定度が、今大会のチームとしての課題だ。そのため、緒戦の國學院大戦、この青山学院大戦もゲーム勘という部分でやや鈍い印象があった。しかしこんなときに頑張らなければならないのが、4年生たちでもある。二上・半澤の両名がリバウンドをはじめとする泥臭いところで踏ん張りを見せて、流れを持ってきた。

─ 前半は追い込まれました。

前半はバタバタしてしまいました。宗一郎(#75井上)がいる中で練習をやってきて、そこで彼が出られなくなり、スタメンに3年の#85藤村が入りました。そこでまだアジャストができていないと感じます。自分がもっと引っ張らないといけないなと思います。

─ 最初は青山学院大のシュートもかなり良かったですが、焦りましたか?

少し焦って、でもまだ大丈夫かなという感覚はありました。自分たちの良さがあまり出ていなかったし、ベンチの健司さん(吉田監督)からも「今は我慢するときだよ」と言われていました。そこを後半修正できてよかったと思います。

─ 後半の入りで気をつけていたのは?

前半はリバウンドや、リバウンドを取られてから何度もやられるというのがありました。そういう部分でリバウンドを取ることと、ディフェンスの部分で自分たちのチームディフェンスができていなかったところを注意しました。

─ 二上選手の速攻が出たあたりから、流れが変わっていきましたね。リバウンドにも入っていっていましたし。

やはり自分たちはディフェンスからトランジションというチームなので、そこを出せたと思います。リバウンドを取らないとダメだなと思っていたので、そこは積極的に。自分より低いマークマンだったので、そこで自分が絶対に取れると思っていました。

─ 井上選手が欠場で、4年生は半澤選手と2人になりますが。

トーナメントだし、一度負けると終わってしまいます。半澤と僕が引っ張らないと、という話はしています。僕はこれまでリーダーシップというのを取るということはあまりなかったんですが、トーナメントは自分がそこを発揮して、プレーを引っ張っていかないといけないと思っていて。声をかけることもしていこうとしていますし、プレーを見せるのが自分のスタンスとしてあったので、それをしっかりやっていくだけです。

タイトルとURLをコピーしました