【オータムカップ2020】11/8 2部 3位決定戦 国士舘大学VS明星大学

オータムカップ2020

高い攻撃力を発揮し続けた明星大が国士舘大に100点ゲームで3位確定

3位決定戦は明星大が次々にシュートを沈めて持ち前の得点力を発揮した。

1Qは互いに点を取り合う展開になる。国士舘大は#13本多(2年・PF)がペリメーターを中心に次々にシュートを決め、明星大は#2新田(4年・PG)、#3加藤(3年・PG)、#10福田(3年・PF)のシュートも好調。国士舘大は#13本多のシュートでリードするが、明星大は終盤にゾーンを繰り出し、#6神谷(3年・SG)の3Pが決まって21-25と逆転。2Qに入ると、明星大は早い展開に持ち込み、速攻、アウトサイドとたたみかけて開始約2分で一気に16点差に開く。国士舘大は#13本多のシュートで反撃するが、インサイドで強みを発揮できない。快調に3Pが決まる明星大に対し、終盤には#2二村(4年・)、#44岩本(3年・SG)、#25鍋田(1年・PG・静岡学園)の3Pが決まるが、前半で39-56と大きく水を開けられてしまった。

192cmだが外のシュートも上手い国士舘大・本多。

後半も明星大はオフェンスが好調。#7岡田(3年・SG)の3Pが面白いように決まった。国士舘大は外を打つ形が多く、単発のシュートになりがちに。得点面では3Q、4Qとも両チーム変わらない状況だったが、明星大が前半に得たリードで試合を優位に進め、最後は86-107の100点ゲームで3位フィニッシュ。

ガード主体のオフェンスチームである明星大は、#7岡田の24点を筆頭に5人が2桁得点。3Pは14本決まった。下級生から出ているメンバーが上級生になり、個々の攻撃能力はもちろんだが、連携面でのスピードも以前より増している。ここに#23ニャシや#12シェッラといった留学生がうまく絡み合うことで得点を大量に量産する。

国士舘大は#13本多が25得点。本格的な出場は今年からになるが、柔らかいタッチでペリメーターのシュートを次々に沈めた。インサイドに#10ダンテが加入し、高さは上がったが小柄な明星大にはスピード面のミスマッチが生まれてしまい、ガードたちをうまく止めらないなど、課題も見えたがチャレンジマッチで修正なるかに注目だ。

明星大#6神谷は18得点。3ポイントは6本(50%)決まった。

「眼の前にあるインカレというチャンスを掴みたい」◆#7岡田泰希たいき(明星大・3年・SG)

24得点、3Pは4本。チームハイを記録した。得点力の高い明星大にあって、1年のときから強い存在感を発揮し、決めてくれるという安心感をチームに与える選手だ。コツコツ磨いてきたチームプレーも練度が上がってきた。チャレンジマッチではどんな試合を見せるかが楽しみだ。

ー大会を振り返っていかがですか。
「コロナで厳しい状態で、大会ができるということに感謝しながら、でも一度負けたら終わりという大会だったので、一つひとつを勝てるように頑張っていきました」

ー明星大らしい試合もありましたが、準決勝では良さをなかなか出すことができませんでしたね。
「明星のスタイルが出ていなかったのが、準決勝の法政戦でした。オフェンスが主体のチームなのに得点が取れていない試合だったので、負けてしまったというのがあります。2回戦の東洋大戦は100点オーバーの試合だったんですが、そうした試合をできるよう、チャレンジマッチでは戦いたいです。相手の神奈川大はディフェンスチームなので、そこを超えるようなオフェンス力を出していきたいと思います」

ー法政大戦でオフェンス力を出せなかったところは何が原因でしょうか。
「1部から降りてきたチームなので、フィジカル面も気持ち面でも負けていたと思います。ドライブができなかったのが一番駄目な所で、皆が攻め込めずにリズムを崩してしまいました」

ーチャレンジマッチの神奈川大戦もそうしたところが鍵になりますか?
「一人一人がアタックする気持ちを忘れずに、今日みたいな試合ができると神奈川大戦もうまくいくんじゃないかと思います。あと一週間、練習から意識を持ってやっていきたいと思います」

ー明星大は元々オフェンスの上手な選手が揃っていて、下級生の頃から出ている人達が上級生になってきている段階です。メンバーが大きく変わらない中で、どのような点に成長を感じていますか?
「 個人的には1年生の時は得意なスリーポイントだけで、オープンショットだけしか打てませんでした。3年やってきて今はドライブのスキルも上がりましたし、そこからのパスもできるようになったのかなと自分では思っています。チームとしてはスタメンがあまり変わっていないので、コミュニケーションや連動という部分でいい感じになってきていると思います」

ー明星大はスキルコーチもいらっしゃいますが、練習ではスキル練習の割合はどれくらいなんでしょうか。
「時期によりますが、夏になれば練習の半分ぐらいはスキルの練習をしている状況です。一対一の仕掛け方やシュートのバリエーション、レイアップのバリエーションを重点的に教えてもらっています。自分は背が小さいので、自分より大きな選手がマッチアップに着くことが多くあります。そこはオフボールでどう動いてフリーにできるか考えながらという練習をやってきました」

ーチャレンジマッチは一発勝負ですが、明星大としてもインカレに出る最大のチャンスになると思います。どのような意識で臨みますか。
「自分が入学してからインカレに出るのを目標としてきて、今目の前にチャンスがあります。そこは絶対にもぎ取りたいと思います。チームもその勢いで練習をやってきたいと思います」

明星大#7岡田は安定感のあるアウトサイドに加え、ドライブでも攻める姿勢が見られた。

「4年の軸を大事にしたチーム作りを意識」松島ACからのいい影響もプラスに◆#2二村 響(国士舘大・4年・主将・G)

昨年は入れ替え戦で惜しくも破れ、1部昇格は叶わなかった。今季は昇格システムがないが、それでもインカレは4年生にとっては夢の舞台。ここからチームを高めてチャレンジマッチで結果を出せるかに注目だ。新戦力の台頭も楽しみな部分。国士舘大らしい勢いをチャレンジマッチで出して欲しい。

ー大会を終え、4位で終了となりました。振り返っていかがですか。
「僕らはシードだったので、最初は関東学院大戦に勝つことを目標とし、そこでチャレンジマッチの挑戦権を取ることが第一にありました。まずその第一の目標をクリアして、チャレンジマッチの挑戦権を取れたことは良かったことだと思います。結果的に準決勝も3位決定戦も負けてしまったんですが、自分たちに足りないところを再確認できたので、そこでもう一度チームで反省して、インカレチャレンジマッチに望むこともできます。時間はないですが挑戦できること自体はいいところだと思います」

ー今年はメンバーも大きく変わった中で、どんなチームといえますか。
「去年は4年生がたくさんいて、そこが抜けたのでガラッとチームのメンバーが変わりました。でも毎年そうですが、プレイでもコート外でも常に、4年生の意識というものは後輩にも伝わるものです。その軸があるかないかが勝つために非常に重要になっていきます。僕自身はその4年生のつながりを大事に頑張ってきました」

ー今日は本多選手(#13)がとても良かったですが、彼は練習からも目立っている状況でしょうか。
「 彼はとてもオフェンスに自信がある選手なので、そういったところが今日上手く出て活躍してくれました。チャレンジマッチでも期待したいと思います」 

ー今年からOBの松島さん(元B1北海道)がアシスタントコーチとして入ってくれていますが、何か影響はありますか?
「松島コーチが来てくれたおかげで、一人ひとりのバスケットボールに対する向き合い方、取り組み方がすごく変わりました。結果はまだ出ているとは言えませんが、一人ひとりがバスケットボールに真剣に取り組むことによって、チームの力になると思います。そういった部分で良い影響を与えてもらっていて、とても感謝しています」

ーバスケットボールの細かな部分というよりは、まずは取り組み方向き合い方といった、気持ちの面を重視した教えということですか。
「そうですね。技術よりも人間性や努力という部分を大切にしてくださる方なので、頑張っている部分をとても評価してくださいます。その部分でみんな大きな影響を受けてると思います」

ーチャレンジマッチは一発勝負で中央大が相手になります。どのように戦いますか。
「試合の入りというのを大事にしたいです。試合の入りが良ければいい形が成り立つのが、バスケットボールだと思います。今日みたいに弱気になるとこうした結果になってしまうと思うので、入りをしっかりガツンと入って、絶対に勝ってインカレに行きたいと思います」

チャレンジマッチ進出を前向きに捉える国士舘大#2二村。アップセットなるか。
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