【その他の試合】インカレ・チャレンジマッチ2020展望〜インカレ出場枠をかけた一発勝負〜

オータムカップ2020

インカレ残り4枠を獲得するのは一体どのチームか運命のチャレンジマッチが開催

オータムカップ2020は1部と2部の日程を終了し、1部8位までがインカレ出場を確定した。関東の残り4枠を決めるのは、関東初開催となるインカレ・チャレンジマッチ2020だ。

本来であれば2018年のリーグ改革以降は、2部4位までのチームは入れ替え戦で勝利すれば1部昇格=インカレ出場となっていた。今年はリーグ戦を行うことができず、その代わりにオータムカップの結果をもとに出場枠を決めることになった。チャレンジマッチでは1部9~12位と、2部1~4位の間で出場権を争う。対戦の順位は入れ替え戦と同様だが、一発勝負というのが特徴だ。

関西ではチャレンジマッチが行われているが、1部の中位と2部上位の対戦という、やや差がある対決構図だ。一方、関東の場合は1部下位と2部上位の戦いであるため、そこまでの隔たりはない。特に2部1位の法政大、2位の明治大は昨年のリーグ戦で三つ巴となった混戦の中での2部降格。メンバー構成は昨年とほとんど変わらないため、1部との差はあまりないといっていいだろう。

負ければ引退という構図は例年の入れ替え戦と変わらないが、短いシーズンとなった今季、誰しも一試合でも多く試合をし、シーズンを長引かせたい気持ちは強いはず。全力を尽くした戦いに注目必至の試合となりそうだ。

このチャレンジマッチも引き続き無観客試合となり、バスケットLIVEでの配信となる。

上り調子の中央大に国士舘大はサイズの優位を武器にできるか〜中央大学(1部9位)VS国士舘大学(2部4位)〜

※中央大と国士舘大の試合は、国士舘大の棄権により、中央大のインカレ出場が決定しました。関東大学バスケットボール連盟のニュースへ

オータムカップは激しいディフェンスに加え、2年生エースの#21渡部、#28濵野を中心にした全員の活躍もあって、9位で終えた中央大。主将#12樋口のリーダーシップも強く、それにチームがついていく形でうまく機能している。高さはないがディフェンスの粘りがあり、全員が攻める意識が出ている場面が多く見えた。やや時間が空いてからのチャレンジマッチになるが、流れを切らさず試合に臨むことが必須だ。

国士舘大は今年大きくメンバー構成が変わり、インサイドには202cmの#15ダンテも加入した。#2二村や#20角田といった4年生がチームを引っ張るが、最終戦では2年生の#13本多が得点で見せ、新戦力の台頭を伺わせた。高さで中央大に勝る部分を活かしたいが、まずは全員バスケでディフェンスから速攻を出す、目指すスタイルを完遂したい。

どちらが持ち味を発揮するか、180度異なるチーム同士の対戦〜神奈川大学(1部10位)VS明星大学(2部3位)〜

ディフェンスの神奈川大とオフェンスの明星大、全く逆のチームカラー同士の戦いは、どちらが主導権を握るかが勝敗の鍵を握る。両者とも昨年から主力の選手が残るが、神奈川大は小酒部が抜けたあと、絶対的エースといえる存在はいない。全員バスケとチームのアイデンティティであるディフェンスをいかに発揮できるかが鍵だ。

明星大は高い攻撃力でオータムカップの3試合のうち、2試合で100点ゲームを披露。ガード陣は小兵だが#29新田、#6神田、#7岡田らを中心に、スピードある展開で、すきあらばシュートを狙うスタイルは簡単には止めづらい。まさに矛と盾といった両者だが、持ち味を発揮した方が勝利に近づく。

拓殖大はチームケミストリーが生み出せるか、明治大は勝負際に注目〜拓殖大学(1部11位)VS明治大学(2部2位)〜

昨年と大きくメンバーが入れ替わった拓殖大は、オータムカップは最終戦で初勝利。まだチームとして固まっていない部分が見えるが、主将の#41杉野や、新加入の#24ユセフ(開志国際)はコートで熱い気持ちを出せる。得点源として#95齋藤の台頭も見え、これを#2平良や#8祝のガード陣が牽引して、完成度をどこまで高められるかが勝負の行方を左右する。

明治大はオータムカップ決勝で法政大との大接戦の末に競り負けた。勝負際が昨年からの課題となっているが、下級生主体だった昨年から選手たちも一回り頼もしく成長している。ルーキーの#21田邉(福大大濠)もフレッシュな魅力を発揮している。法政戦では20点差近く開いたところを一度は逆転にまで持ち込んだ。勝つために必要なあとワンステップをチームとして体得できれば、結果がついてくるだろう。

怪我人の復調具合が鍵を握る早稲田大に対し、能力の高い法政大は全集中が必須〜早稲田大学(1部12位)VS法政大学(2部1位)〜

オータムカップでは怪我人が相次いで、苦しい戦いを強いられた早稲田大。しかしコートで声を出して頑張れる熱い選手が揃い、チームを鼓舞し続けた。アグレッシブに攻める#1神田、#12土家を中心に、インサイドは#41小室が支え、#14柳川も粘り強い。怪我のあった#7宮本の復調具合が気になるところだが、ビッグマンの#15兪(桐光学園)も加入し、高さはある。ディフェンスで粘りきれるか。

法政大は主将の#30水野を中心に、#12千代、#31戸井、#34濱田らが4年生になり、安定感が増してきた。オフェンスは強く、#1川島や#14小野など縦に切っていける選手も多い。ルーキーの#9黒木もシュート力がある。2部決勝では昨リーグ最終戦で破れた明治大にリベンジ。ただしやや集中を欠いたところで追い上げられたことを、主将の水野も反省していた。40分間集中し続けることがチャレンジマッチの勝負を左右する。

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